2010年1月4日月曜日

冬の京都(南禅寺、永観堂、ル・グランマーブル)

 12月30日は家族で京都に行った。帰省の途中に寄ったのだが、南禅寺、永観堂などを散策した。

 年末ということもあり、どこも空いていた。はやし屋で昼食をとった後、南禅寺に行った。ここでは天授庵の庭が印象に残った。禅寺の枯山水(水の無い庭。石や砂で山水を表現する)は、冬に見るのが良いものだ。

 永観堂は、紅葉とみかえり阿弥陀が有名だが、いつもは混んでいるこのお寺も空いていた。しかし、阿弥陀堂までの階段は勾配が急で、お年寄りには大変だろうと思う。エレベータ設置らしい工事中だったが、なるほどこれは必要でしょう。

 南禅寺の天授庵と永観堂、そしてル・グランマーブル(ここのパンが妻のお気に入りだ)の写真を貼ろう。




 

2010年1月1日金曜日

年末の読書-マイケル・イネスなど

 新年明けましておめでとうございます。 

 この年末は『ある詩人への挽歌』(マイケル・イネス)を読んだ。この本-現代教養文庫-は大分前に買ったのだが、読んでいなかったのだ。

 『探偵たちよ スパイたちよ』(丸谷才一編)を久しぶりに読んだのだが、その中にイネスについて書かれていたので、思い出したのだ。

 舞台はスコットランドの田舎にある城だが、雪深いクリスマスの、荒涼とした風景が目に浮かぶ描写は見事なものだ。こうした重厚なミステリは、まとまった休みでないと手に取る気にはなれない。

 まあこうした本はなかなか売れないだろう。現代教養文庫も今は無い。ハヤカワ文庫には是非頑張ってほしい、そしてイネスの本も出して欲しいと思っているのだが。

 

2009年12月27日日曜日

12月の読書-チャンドラーなど

 12月は何かと忙しく、このブログも大分空いてしまった。

 今月は、主にR・チャンドラーを読んでいた。村上春樹氏が『リトル・シスター』を早く訳してくれないかと思いつつ、『高い窓』、『プレイバック』、『湖中の女』を読んだのだ。

 チャンドラーはミステリ小説の書き手としては、実に傑出していると-勿論以前からだが-感じた。小説は本質的に、放恣な夢でありしかも(ここが大事)魂の告白という面を持っている。(丸谷才一氏)

 チャンドラーの書く物語も、村上春樹が評している通り、「魂の交流の物語であり、(中略)人の抱く美しい幻想と、それがいやおうもなくもたらすことになる深い幻滅の物語なのだ。」(『ロング・グッドバイ』)

 たかがミステリと馬鹿にはできないだろう。こうした人々の琴線に触れる面が無ければ、これほど長い間多くの読者を魅了し続けることはできないと思う。

2009年11月29日日曜日

銀杏並木の黄葉など

 11月下旬になるとイチョウの黄葉が楽しみだ。田園調布駅近くの銀杏並木がきれいに色づいていたので、写真を撮ってきた。

 帰りに、くまざわ書店で『東京大学 エリート養成機関の盛衰』(橘木俊詔著 岩波書店)を買ってきた。 日経新聞の書評に載っていて、面白そうだったのだ。橘木氏は経済学者だが、近年の著作は興味深いものが多い。

 銀杏並木の写真を何枚か貼ろう。


2009年11月22日日曜日

映画 「クイーン」

 最近観た映画だ。映画館では見逃したのだが、BSジャパンで放映していたので録画したのだ。

 ダイアナ元皇太子妃の事故死の際の、イギリス王室の舞台裏を描いた作品だが、予想通り面白かった。エリザベス2世を演じたヘレン・ミレンの演技は圧倒的で、主要映画祭(ヴェネチア国際映画祭やアカデミー賞等)の主演女優賞を軒並みさらったのも当然という気がする。

 主役はクイーンとブレア首相で、その他の登場人物がステレオタイプ(王室内保守派、反王室派など)に描かれているのが気になるが、大きなマイナスではない。

 アカデミー賞を受賞したときは、エリザベス2世とブレア首相から祝意が表されたとのことで、それもうなずける感じがする。

 印象的だったのが、スコットランドのバルモラル城(王室の夏の休暇地)のシーンで、宮殿と広大な敷地をいつか訪ねてみたいものだ。

最近の読書

 最近読んだ本について書こう。

1.『スプートニクの恋人』(村上春樹 講談社文庫)
 スウェーデン出張の、行きの飛行機の中で読んだ。まあまあ面白かったが、主人公-小学校の教師-があまり上手くかけていない気はした。最後の方の、スーパーの警備員とのやりとりにR・チャンドラーを髣髴させる所があり、そこは印象に残っているのだが。

2.『アフターダーク』(村上春樹 講談社文庫)
 これはスウェーデンからの帰りに読んだ。三人称に「私たち」という一人称複数が加わる、いささか実験的な小説だ。印象に残ったのは、小さなバー(ジェイズ・バーを微かだが想起させる)でのシーンで、ベン・ウェブスターやデューク・エリントンの音楽(CDではなくレコードだ)が流れる店と、初老のバーテンダーの描写はさすがに上手い。

 その他、これから読もうと思っているのが橘木俊詔氏の著書で、
『東京大学 エリート養成機関の盛衰』(岩波書店)他だ。

 また、井上章一氏が日経新聞書評で推薦していた、
『日本ひらがな仏教史』(大角修 角川書店)も面白そうなのだ。

2009年11月14日土曜日

スウェーデンのことなど

 今月初めから、仕事でスウェーデンに出張していた。主にストックホルムにいたのだが、この時期のスウェーデンは寒く(最高4℃、最低0℃くらい)、コートが必要だった。
 
 最後の半日ストックホルム市内を観光したのだが、この時期は観光客は少なく、市庁舎(ノーベル賞受章者の記念晩餐会が開かれる)も空いていた。

それにしても、日本からストックホルムへの直行便が無いのは何故だろうか?フランクフルト経由で行ったのだが、結構疲れた。

 せっかくなので写真を何枚か貼ろう。(左上:市庁舎外庭、左下:王宮、右:市庁舎の塔)