今月に読んだ本のことを書こう。
1.『カントの憂鬱』(佐飛通俊 講談社)
2.『信長は謀略で殺されたのか』(鈴木眞哉・藤本正行 洋泉社新書)
3.『信長の棺』(加藤廣 日本経済新聞社)
1は『文学1997』(日本文藝家協会)という短編アンソロジーに入っていて、昔読んで印象に残っていたのだ。表題を含む短編集なのだが、「カントの憂鬱」はスポーツ新聞社を舞台に、深夜勤務する主人公がカントの哲学理論を援用しながら日常を語るのが新鮮なのだ。
地下鉄サリン事件のため、ますます仕事が忙しくなる主人公の独白が面白い。表題作以外では「夜勤の夜」がなかなか良かった。
2は前に書いた「田園りぶらりあ」で買ったのだが、予想以上に楽しめた。これと関連して読んだ3は2005年のベストセラーなのだが、当時の小泉首相が愛読書として挙げたことが、売上げアップに貢献したのだろう。読んでいて、当時を思い出して懐かしい感じがした。
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