今月読んだ本だ。
1.『郊外はこれからどうなる?』(三浦展 中公新書ラクレ)
2.『芭蕉』(田中善信 中公新書)
3.『本当の経済の話をしよう』(若田部昌澄/栗原裕一郎 ちくま新書)
1は第四山の手論など著者の郊外論、というか入門書。巻末のブックガイドは目配りがきいている。
2は、あまり期待しないで買ったのだが、とてもよくまとまった伝記で読みごたえがあった。こうしたところはさすが中公新書、という感じがする。
3は経済学入門書だが、「インセンティブ」「トレード・オフ」「トレード」「マネー」の四つの概念に絞って対話式に学ぶ、というコンセプトがある程度うまくいっていて、なかなか楽しめる本になっている。続編に期待したいところだ。
お盆も過ぎて、そろそろ夏も終わりなのだが、まだまだ暑い。(まあこれは例年のことか。)クール・ビズが定着していなかったら、もっと大変だったと思うと、この2005年に始まったキャンペーンは評価できるだろう。