今月読んだ本で、このブログに載せていないもののことを書こう。
1.『江戸城-本丸御殿と幕府政治』(深井雅海 中公新書)
江戸城の、詳細な城内図と部屋の配置、役割が書かれている。松之廊下の機能など興味深い話が多い。本丸御殿は「表」「奥」「大奥」に分かれているのだが、その広さは驚くほどだ。(まあ当然か)
2.『なぜ日本人は学ばなくなったのか』(齋藤孝 講談社現代新書)
著者は和田秀樹と共に、最近教育についての本を数多く書いている。日頃学生と接しているので、危機感を持っているのだろう。しかしこの本については、もう少し重厚なものを期待していたのでいまひとつ物足りない気がする。(「教科書を厚くせよ」というのはその通りだと思う。)
3.『読書のすすめ 第12集』(岩波文庫編集部編)
これは無料なのだが、若島正氏が書いていたので貰ってきた。「文庫本の宇宙」というエッセイだが、これを読んで、チェーホフを再読したくなった人が結構いるかもしれない…。
2008年5月25日日曜日
辛酸なめ子『ヨコモレ通信』
今週買った本だ。最近辛酸なめ子の本はつい買ってしまうのだ…まあ文庫本だけだが。
独特の辛辣さ(解説では「ガーリーな毒」といっていた)がやみつきになる人も多いだろう。気分転換になることは確かだ。
この本は「週刊文春」に連載されたものをまとめたものだが、読んでみると殆どが初めて見るものばかりだ。「週刊文春」は割りとよく読んでいるのだが、何故だろうか?よく分からん。
まあそれはともかく、才能があることは間違いないだろう。これからも活躍すると思う。但し、絵はどう見てもあまり上手くないのだが。
独特の辛辣さ(解説では「ガーリーな毒」といっていた)がやみつきになる人も多いだろう。気分転換になることは確かだ。
この本は「週刊文春」に連載されたものをまとめたものだが、読んでみると殆どが初めて見るものばかりだ。「週刊文春」は割りとよく読んでいるのだが、何故だろうか?よく分からん。
まあそれはともかく、才能があることは間違いないだろう。これからも活躍すると思う。但し、絵はどう見てもあまり上手くないのだが。
2008年5月24日土曜日
大相撲夏場所
大相撲は今日14日目だった。琴欧州があっさり勝って初優勝だ。
最近相撲は殆ど見ていないのだが、たまに休日に見ることがある。
たまたま今日は幕内の取り組みを見たのだが、上位は外国人力士ばかりだ。それに横綱、大関の成績が振るわないし、盛り上がりに欠けるなあ。
ところで、相撲で面白いのは勝ち越し、負け越しのかかった終盤戦なのだが、7勝7敗の力士と8勝7敗の力士が千秋楽に対戦した場合、7勝7敗の力士が8割近い勝率だそうだ。(『こんなに使える経済学』ちくま新書)
勝ち越しがかかっているので、必死に勝ちに行くためだろうが、興味深いのはその勝ち越した力士が、次の場所で同じ相手には4割の勝率と半減していることだ。
何らかの取引が疑われるデータなのだが、まあ相撲も一種のショーなのでそういう面もあるのかもしれない。(もちろん無いかもしれない。)あまり目くじらを立てなくても…と思うのだが。
最近相撲は殆ど見ていないのだが、たまに休日に見ることがある。
たまたま今日は幕内の取り組みを見たのだが、上位は外国人力士ばかりだ。それに横綱、大関の成績が振るわないし、盛り上がりに欠けるなあ。
ところで、相撲で面白いのは勝ち越し、負け越しのかかった終盤戦なのだが、7勝7敗の力士と8勝7敗の力士が千秋楽に対戦した場合、7勝7敗の力士が8割近い勝率だそうだ。(『こんなに使える経済学』ちくま新書)
勝ち越しがかかっているので、必死に勝ちに行くためだろうが、興味深いのはその勝ち越した力士が、次の場所で同じ相手には4割の勝率と半減していることだ。
何らかの取引が疑われるデータなのだが、まあ相撲も一種のショーなのでそういう面もあるのかもしれない。(もちろん無いかもしれない。)あまり目くじらを立てなくても…と思うのだが。
2008年5月17日土曜日
『地球のはぐれ方』村上春樹他
今週は『地球のはぐれ方』(村上春樹・吉本由美・都築響一 文春文庫)を読んだ。
相変わらず村上春樹の本は文庫でしか買わないのだが、一応これは最新刊なのだ。
読んで見ると、力の抜けた旅行記といった感じで面白かった。名古屋、熱海、ハワイ、江ノ島、サハリン、清里という不思議な組み合わせの6ヵ所を取材するのだが、初めて知ることが多く何ともいえない味わいがある。
3人の文章の中では、まあ当然なのだが、村上春樹のものが抜群に上手い。
それにしてもポストモダンとか再構築(脱構築?)といった用語を村上春樹が使うのは初めて見た。座談会での気楽な発言だからかもしれないが…
一番印象に残ったのはハワイ編だった。「ハワイといえばマイタイですね」「(ほぼ最後の)チキ・バー」「お伊勢参りとしてのホノルル・マラソン」など、村上春樹としても最も力を入れている感じだ。
続編はないのだろうか?期待したいものだ。そういえば村上春樹も来年は60歳だ。時の経つのは早いなあ…
相変わらず村上春樹の本は文庫でしか買わないのだが、一応これは最新刊なのだ。
読んで見ると、力の抜けた旅行記といった感じで面白かった。名古屋、熱海、ハワイ、江ノ島、サハリン、清里という不思議な組み合わせの6ヵ所を取材するのだが、初めて知ることが多く何ともいえない味わいがある。
3人の文章の中では、まあ当然なのだが、村上春樹のものが抜群に上手い。
それにしてもポストモダンとか再構築(脱構築?)といった用語を村上春樹が使うのは初めて見た。座談会での気楽な発言だからかもしれないが…
一番印象に残ったのはハワイ編だった。「ハワイといえばマイタイですね」「(ほぼ最後の)チキ・バー」「お伊勢参りとしてのホノルル・マラソン」など、村上春樹としても最も力を入れている感じだ。
続編はないのだろうか?期待したいものだ。そういえば村上春樹も来年は60歳だ。時の経つのは早いなあ…
2008年5月11日日曜日
母の日と誕生日のこと
2008年5月10日土曜日
野口悠紀雄の本
今日は、午前中に自由ヶ丘に髪を切りに行ったのだが、小雨で肌寒かった。
帰りに、いつものように「青山ブックセンター」に寄ったのだが、『「超」英語法』(野口悠紀雄 講談社文庫)を買った。
野口氏の本は、昔はかなり買っていた。例えば『「超」整理法』シリーズや、『「超」整理日記』シリーズなど。
この本では、著者の英語勉強歴がなかなか面白い。『「超」勉強法』にも書いてあったことだが、テキストの文章を暗記するというのは、確かに効果があるだろうと思う。
但し、小谷野敦氏が『中庸、ときどきラディカル』で書いているのだが、「探偵小説のように興味を引くものを英語で読めばいい、というのは野口氏のように優秀な人物にして初めてできることであり、9割の学生には不可能である。」というのは当たっていると感じる。
昔、ロンドンに留学していた時、ギャビン・ライアルの『深夜プラス1』を買って読んだことがあった。まあこの作品は愛読していて、ハヤカワ文庫で何度も読んでいたのでよく理解できたのだが、いきなりだと難しいかも知れない。
帰りに、いつものように「青山ブックセンター」に寄ったのだが、『「超」英語法』(野口悠紀雄 講談社文庫)を買った。
野口氏の本は、昔はかなり買っていた。例えば『「超」整理法』シリーズや、『「超」整理日記』シリーズなど。
この本では、著者の英語勉強歴がなかなか面白い。『「超」勉強法』にも書いてあったことだが、テキストの文章を暗記するというのは、確かに効果があるだろうと思う。
但し、小谷野敦氏が『中庸、ときどきラディカル』で書いているのだが、「探偵小説のように興味を引くものを英語で読めばいい、というのは野口氏のように優秀な人物にして初めてできることであり、9割の学生には不可能である。」というのは当たっていると感じる。
昔、ロンドンに留学していた時、ギャビン・ライアルの『深夜プラス1』を買って読んだことがあった。まあこの作品は愛読していて、ハヤカワ文庫で何度も読んでいたのでよく理解できたのだが、いきなりだと難しいかも知れない。
2008年5月6日火曜日
GW最終日
今日はGW最終日だ。妻がクリスピー・クリーム・ドーナツを買ってきた。並んでいる間、ドーナツのサービスがあったり、日傘を貸してくれたりしてなかなか良かったらしい。味は軽めの甘さで、生地もふわっと軽い感じで、値段も手頃だし人気があるのも分かるような気がする。
このドーナツをアメリカから持ってきた清水氏は一橋大学出身だ。最近結婚したらしく、先週の週刊新潮に載っていた。これからも期待しよう。
今日は、マティスの画集など眺めていたのだが、そういえば5月4日の日経新聞美術欄では、アンリ・ルソーを特集していた。
この画家にも引かれるところがあるのだ。今度画集を買ってみたいものだ。
このドーナツをアメリカから持ってきた清水氏は一橋大学出身だ。最近結婚したらしく、先週の週刊新潮に載っていた。これからも期待しよう。
今日は、マティスの画集など眺めていたのだが、そういえば5月4日の日経新聞美術欄では、アンリ・ルソーを特集していた。
この画家にも引かれるところがあるのだ。今度画集を買ってみたいものだ。
2008年5月5日月曜日
2008年5月4日日曜日
2008年5月3日土曜日
2008年5月2日金曜日
GWのこと
今年のGWは、一応4月29日~5月6日の8連休だ。
そういう訳で今日は休みで、妻と共に新宿高島屋、伊勢丹に行ってきた。
高島屋では、いつものように妻の買い物中に紀伊國屋書店に寄った。久しぶりだったが、やはりここは広くて良い。1時間位だったが、あっという間に過ぎてしまった。
その後、伊勢丹で「アオキサダハル」のシュークリームとエクレアを買った。前に書いた通り、ここはクリームが美味しくてとても良い。
そういえば、大学時代伊勢丹でバイトをしていたことがあった。割と楽なバイトということで友人に紹介されたのだ。催し物があると、什器(ショーケース等)を閉店後に入れ替える。その搬入・搬出を行うもので、昼間は休憩が多く、什器の運搬もそう大変ではないというバイトだ。普段の家庭教師に比べると勿論安いのだが、まあ楽(たまに什器で重いのがあったりしたが)なので時々やっていた。その頃の伊勢丹は、いま一つ流行らない百貨店だったが、最近は頑張っているようで何よりだ。
今日は外出中、雨が降りそうな曇天だった。早くスカッと晴れて欲しいものだ。
そういう訳で今日は休みで、妻と共に新宿高島屋、伊勢丹に行ってきた。
高島屋では、いつものように妻の買い物中に紀伊國屋書店に寄った。久しぶりだったが、やはりここは広くて良い。1時間位だったが、あっという間に過ぎてしまった。
その後、伊勢丹で「アオキサダハル」のシュークリームとエクレアを買った。前に書いた通り、ここはクリームが美味しくてとても良い。
そういえば、大学時代伊勢丹でバイトをしていたことがあった。割と楽なバイトということで友人に紹介されたのだ。催し物があると、什器(ショーケース等)を閉店後に入れ替える。その搬入・搬出を行うもので、昼間は休憩が多く、什器の運搬もそう大変ではないというバイトだ。普段の家庭教師に比べると勿論安いのだが、まあ楽(たまに什器で重いのがあったりしたが)なので時々やっていた。その頃の伊勢丹は、いま一つ流行らない百貨店だったが、最近は頑張っているようで何よりだ。
今日は外出中、雨が降りそうな曇天だった。早くスカッと晴れて欲しいものだ。
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