2009年11月29日日曜日

銀杏並木の黄葉など

 11月下旬になるとイチョウの黄葉が楽しみだ。田園調布駅近くの銀杏並木がきれいに色づいていたので、写真を撮ってきた。

 帰りに、くまざわ書店で『東京大学 エリート養成機関の盛衰』(橘木俊詔著 岩波書店)を買ってきた。 日経新聞の書評に載っていて、面白そうだったのだ。橘木氏は経済学者だが、近年の著作は興味深いものが多い。

 銀杏並木の写真を何枚か貼ろう。


2009年11月22日日曜日

映画 「クイーン」

 最近観た映画だ。映画館では見逃したのだが、BSジャパンで放映していたので録画したのだ。

 ダイアナ元皇太子妃の事故死の際の、イギリス王室の舞台裏を描いた作品だが、予想通り面白かった。エリザベス2世を演じたヘレン・ミレンの演技は圧倒的で、主要映画祭(ヴェネチア国際映画祭やアカデミー賞等)の主演女優賞を軒並みさらったのも当然という気がする。

 主役はクイーンとブレア首相で、その他の登場人物がステレオタイプ(王室内保守派、反王室派など)に描かれているのが気になるが、大きなマイナスではない。

 アカデミー賞を受賞したときは、エリザベス2世とブレア首相から祝意が表されたとのことで、それもうなずける感じがする。

 印象的だったのが、スコットランドのバルモラル城(王室の夏の休暇地)のシーンで、宮殿と広大な敷地をいつか訪ねてみたいものだ。

最近の読書

 最近読んだ本について書こう。

1.『スプートニクの恋人』(村上春樹 講談社文庫)
 スウェーデン出張の、行きの飛行機の中で読んだ。まあまあ面白かったが、主人公-小学校の教師-があまり上手くかけていない気はした。最後の方の、スーパーの警備員とのやりとりにR・チャンドラーを髣髴させる所があり、そこは印象に残っているのだが。

2.『アフターダーク』(村上春樹 講談社文庫)
 これはスウェーデンからの帰りに読んだ。三人称に「私たち」という一人称複数が加わる、いささか実験的な小説だ。印象に残ったのは、小さなバー(ジェイズ・バーを微かだが想起させる)でのシーンで、ベン・ウェブスターやデューク・エリントンの音楽(CDではなくレコードだ)が流れる店と、初老のバーテンダーの描写はさすがに上手い。

 その他、これから読もうと思っているのが橘木俊詔氏の著書で、
『東京大学 エリート養成機関の盛衰』(岩波書店)他だ。

 また、井上章一氏が日経新聞書評で推薦していた、
『日本ひらがな仏教史』(大角修 角川書店)も面白そうなのだ。

2009年11月14日土曜日

スウェーデンのことなど

 今月初めから、仕事でスウェーデンに出張していた。主にストックホルムにいたのだが、この時期のスウェーデンは寒く(最高4℃、最低0℃くらい)、コートが必要だった。
 
 最後の半日ストックホルム市内を観光したのだが、この時期は観光客は少なく、市庁舎(ノーベル賞受章者の記念晩餐会が開かれる)も空いていた。

それにしても、日本からストックホルムへの直行便が無いのは何故だろうか?フランクフルト経由で行ったのだが、結構疲れた。

 せっかくなので写真を何枚か貼ろう。(左上:市庁舎外庭、左下:王宮、右:市庁舎の塔)