2010年12月29日水曜日

「麻布かりんと」のことなど

 今日から正月休みだ。帰省のお土産を買いに、麻布十番の「麻布かりんと」へ行ってきた。

 10時30分から開店で、開店の少し後に着いたのだが、もう行列が出来ていて驚いた。こんなに人気があったとは知らなかった…。「こがし黒蜜かりんとまん」を買ったのだが、これはなかなか美味しい。

 正月は割と寒そうだが、どうなるでしょうか。いつものように、京都に寄るのを楽しみにしているのだが。

 店の写真を貼っておこう。

2010年12月26日日曜日

12月の読書など

 今月読んだ本について書こう。(『リトル・シスター』以外)

1.『洋服・散髪・脱刀-服制の明治維新-』 (刑部芳則著 講談社選書メチエ)
2.『モードとエロスと資本』(中野香織著 集英社新書)
3.『愛の空間』(井上章一著 角川選書)

 1と2は日経夕刊書評で井上章一が紹介していた本だ。2冊共まあまあ面白かった。2の著者は、以前日経夕刊で連載していて、印象に残っていた。3は建築史の視点で書かれた本だが、調査は大変だったろうと思わされる。しかし、作者にはやはり『伊勢神宮』のような歴史学、建築史学の著作を期待したい。

 今日は、田園調布駅ビルの「イングリッシュ・ガーデン」(足裏マッサージの店)に行ってきた。帰りに駅ビル内の本屋に寄ったのだが、塾のバッグを持った親子連れがいた。そういえば1月から中学入試が始まる。昨年は新型インフルエンザが流行していて大変だったが、今年はその点ではラッキーでしょうか。

2010年12月12日日曜日

村上春樹訳 『リトル・シスター』

 この週末は村上春樹訳『リトル・シスター』(レイモンド・チャンドラー)を読んでいた。

 前にも書いたが、ずっと待っていてやっと出版されたものだ。「半世紀ぶりの新訳」と宣伝にあるとおり、創元推理文庫の『かわいい女』は1959年が初版だ。既に絶版なので、この作品を知らない人も多いだろう。

 村上春樹が「個人的な愛着がある」という通り、マーロウとオーファメイ・クエスト(=リトル・シスター)の会話など生き生きとしていて見事なものだ。このブログの読者の方にも-ミステリファンなら-お勧めしたい。

 ところで、あとがきの最後に「マーロウものの翻訳を更に続けていきたいと思う。」とある。あと長編4作を是非、毎年1作位のペースで出版してもらいたい、と早川書房には期待しよう。

2010年12月11日土曜日

ブリジストン美術館「セーヌの流れに沿って」

 今日は午前中に、ブリジストン美術館で「セーヌの流れに沿って」を観てきた。

 セーヌ川流域を5つの地域に分け、それらを描いた印象派の作品を中心に展示したもので、日本人画家の作品も多く紹介してある。

 なかなか見ごたえがあった。モネ、シスレー、ピサロらの印象派も良かったが、ルソーの「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」、「要塞の眺め」等に惹かれるものがあった。ルソーは風景画もよい。帰りに1階のショップでルソーの画集を思わず買ってしまった。

 またマティスも1枚だがあり(「エトルタ断崖」)、ノルマンディー海岸のエトルタにある奇岩を描いた絵だが、クールベ、モネらの同じ題材の作品と比べて楽しむことができた。