2008年9月23日火曜日

夏の終わりのこと

 今年もようやく涼しくなってきた。

 今日は午前中に妻と等々力紀ノ国屋に行ったのだが、やっと夏が終わったかなという感じがした。

 夏の終わりといえば、いつも、村上春樹『風の歌を聴け』の最後を思い出すのだ。(DJのところだ)。毎年のことだが、つい読み返してしまうのは何故だろうか。少し以下に引用しよう。

 「やあ、元気かい?こちらはラジオN・E・B、ポップス・テレフォン・リクエスト。また土曜日の夜がやってきた。これからの2時間、素敵な音楽をたっぷり聴いてくれ。ところで夏もそろそろおしまいだね。どうだい、良い夏だったかい?」

 また、小林信彦『パパは神様じゃない』の中の「夏の終りに」もこの時期に読み返す。パヴェーゼの『美しい夏』が紹介されているのだが、いつか読んでみたいとずっと思っているのだ。

2008年9月20日土曜日

福岡伸一氏のこと

 7月から日経新聞の夕刊(毎木曜日)に福岡伸一氏が「明日への話題」を連載している。

 これを読むのが楽しみで、切り抜いて保存している。今月で終わってしまうのだが、この夏の楽しみとして長く記憶に残るだろう。

 福岡氏はフェルメールの絵が好きらしいが、微分法に例えて語る文章は初めて読んだ。ユニークだが説得力があるのだ。

 これだけ文才のある科学者はめったにいないだろうと思う。『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)はいまだに売れ続けている。

 最近新書が出ないのが寂しいのだが、これからに期待したい。

早川書房のこと

 以前書いたのだが、今年の「秋のHOT HIT 100」はまだ始まっていない。やはり無いのだろうか。

 これまで「夏のブック・パーティ」の時から楽しみにしていたので、止めてしまうのは大変残念だ。去年のフェアもすぐ終わってしまったし、嫌な感じはしていたのだ。

 ハヤカワ・ポケットミステリ、ハヤカワ文庫、ミステリマガジンなどを数多く購入してきたのだが、最近は絶版になるのも早いし、売場面積が狭くなる本屋が多い気がする。売れ行きがいま一つなのかもしれない。

 ファンの一人として、是非頑張ってほしいと思うのだ。

 夏のブック・パーティーの冊子を貼っておこう。特に気に入っている1995年と1996年のものだ。江口寿史氏イラストの表紙がとても懐かしい。


 

2008年9月15日月曜日

自由ヶ丘ロール屋

 今日は午前中に妻と等々力紀ノ国屋に行ったのだが、帰りにいつものように自由ヶ丘に寄った。

 自由ヶ丘では、「自由ヶ丘ロール屋」でロールケーキを買ったのだが、ここが最近の家族のお気に入りの店だ。ここは、「モンサンクレール」のオーナーシェフの辻口氏が経営している店らしい。うずまき形のロゴが目印だ。

 モンサンクレールと同じ様に、甘さ控えめでとても美味しいロールケーキなのだ。店の写真を貼っておこう。


 

2008年9月13日土曜日

9月と残暑のこと

 9月も中旬になると、さすがに残暑が和らいでくる。
 残暑はその年によって感じ方が違うのだが、今年はそう暑くなかったような気がする。

 思い出すのが3年前の2005年で、この年は猛暑で残暑も厳しかった。「郵政解散」のあった年で、9月11日が投票日だった。9月15日を境に急に涼しくなったことを覚えている。(出張で某北関東の県にいたのだ。)

 この年の夏は、選挙の他にハリケーン「カトリーナ」や、つくばエクスプレス開通などがあって、これらもよく覚えている。何故か非常に強く印象に残っているのだ。

 多分、猛暑の中「刺客」など選挙で盛り上がっていた世間と、知り合いの衆議院議員が苦戦していたことがあると思うが…。この時期になると(9月15日の出張を特に)思い出して考えるのだが、何故なのでしょうか。

 

2008年9月7日日曜日

将棋竜王戦など

 羽生永世名人(4冠王)が好調だ。将棋の竜王戦は、トーナメントを勝ちあがって現在木村8段と挑戦者決定戦を行っている。挑戦者になると、勝った方が初代竜王となる。是非挑戦して欲しいものだ。

 また、王位戦は今2勝3敗だがまだ奪取の可能性はある。王座を防衛、王位・竜王を獲得すると6冠になる。棋王をとると7冠制覇だ。

 久しぶりのチャンスなので狙っているだろう。対局過多の疲労が心配だが、どうなるだろうか。

 それにしても、将棋連盟は永世名人の増刊号を出すかと思っていたが、予想が外れた。永世竜王になったら出版するに違いない…と言っておこう。

2008年9月6日土曜日

全米オープンテニス その2

 錦織は結局デルポトロにストレートで負けてしまった。第1セットは3-0でリードしたので期待したのだが、良かったのはそこまでだった。疲れが残っていたのだろうか。

 まあ、次には日本での「AIGジャパン・オープン」がある。そこで期待することにしよう。

 ところで、杉山がダブルスで準決勝まで行ったのはさすがというか、スペシャリストだなと思う。

 錦織もいつかトップ5に入るだろうか。5年後あたりが楽しみだなあ。テニスセンスは抜群なので、後は体力をつければ大丈夫でしょう。

野口悠紀雄、姜尚中、宮台真司

 タイトルは最近読んだ著者名だ。

『「超」文章法』(野口悠紀雄 中公新書)
 この本は、読もうと思って蔵書を探したら無かったので買ったのだ。コラムが面白いとの記憶があったのだがその通りだった。最後の「参考書案内」も役に立つだろうと思う。

『挑発する知』(姜尚中、宮台真司 ちくま文庫)
 対談集をまとめた本だが、非常に面白いので一気に読んでしまうだろう。まあ対談ということもあって、踏み込んだ展開になっていない所は不満が残るが。
 
 ところで、今年はハヤカワ文庫のフェア「秋のHOT HIT 100」をまだやっていない。例年9月からだったのだが。止めてしまったのだろうか?そんなことは無いと思うが…。