2009年3月28日土曜日

塚田正夫九段の詰将棋

 趣味の一つに詰将棋がある。その中でも、塚田正夫九段の詰将棋が好きで、著作を収集してきた。

 塚田九段の作品は、解図意欲を起こさせる美しい実戦型の短編が特徴だ。「塚田流」として一世を風靡して、多くの作家に影響を与えた。

 作品の中で、『塚田詰将棋第2集』(近代将棋昭和27年1月号付録)を長年探してきたのだが、先週アカシア書店でついに発見した。もう見つかることは無いと思っていたので-10年以上かかった-夢かと思ったほどだ。

 最も有名な作品のひとつを、以下に書いておこう。塚田正夫記念碑にも刻まれている九手詰だ。
・玉方:11香、21桂、31銀、22玉、14歩、24歩
・攻方:34金
・持駒:飛車、銀、桂各1

2009年3月21日土曜日

野球WBCのこと

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が盛り上がっているようだ。

 まあアメリカではそうでも無いらしいが、オープン戦を大規模にしたような?この国際大会は、日本では-前回優勝したこともあり-TVの視聴率は高い。

 しかし、予選1次、2次ラウンドのトーナメントは、ダブルエリミネーション方式という一種の敗者復活戦で、日本は7試合中韓国と4試合も対戦した。これはどう考えても多いだろう。興行的な要請があってのことだろうか…。

 もし決勝で対戦すると5度目だ。アメリカ、ベネズエラは日本、韓国ほど熱心ではないので可能性は十分ある。決着をつけるには良いかもしれないが、毎回これだと、そのうち飽きられるのではと心配だな。

『漱石』 三浦雅士 岩波新書

 最近読んだ本だ。

 夏目漱石関連の新書はつい買ってしまう。これは漱石が生涯抱えた苦悩-母の愛を疑い、その疑いを覆い隠す-を手がかりに、作品を貫く「心の癖」を読み解くという意欲作だ。

 三浦雅士といえば、ニューアカを誕生させた(といわれる)編集者として有名だが、これまで著作を読んだことは殆どなかった。(『メランコリーの水脈』くらい)

 今度は、著者の『青春の終焉』や『出生の秘密』を読んでみたいと思わせる、また、漱石を読み直してみようと思うような優れた批評だろう。

2009年3月15日日曜日

スタンダール『赤と黒』など

 今日は、昨日に続いて蔵書の整理をしていた。

 海外文学のコーナーを入れ替えたりしている時に、スタンダールの『赤と黒』を発見した。
『パルムの僧院』等があるのは分かっていたのだが、これは実家に置いてきたと思っていたのだ。

 息子の春休みの宿題で、国語は候補13作の中から複数を読むというのがあるのだが、その中に『赤と黒』も入っている。せっかく家にあるのだから、読んで欲しいが、中2では少し早い気がする…。

 その他の候補作は、
・『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』(村上春樹)
・『三四郎』(夏目漱石)
・『楡家の人々』(北杜夫)
・『吉里吉里人』(井上ひさし)
・『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治)
・『魔の山』(トーマス・マン)など。

 長編が多いが、春休みは長いので良いかもしれない。『魔の山』も、中2で読むのはすごいが…。昔、北杜夫に刺激を受けて読んだが、確か高2だった記憶がある。まあ早熟な生徒が多いということだろうか。

2009年3月14日土曜日

ブログのテンプレートのこと

 このブログのテンプレートを今日から変更した。

 前のも悪くはなかったのだが、気分転換に変えてみたのだ。Googleのテンプレートは、種類はそう多くないのだが、シンプルでよいと思う。

 昨日から、息子は友達と旅行に行っている。期末試験も終わって、羽を伸ばしている?ことでしょう。

 今日、朝のうちはすごい風雨だったが、昼前に妻と等々力紀ノ国屋に行った頃は、雨もやんでいた。午後は蔵書の整理などをして過ごしたのだが、どんどん本が増えるのは-これはしょうがないのだが-困ったものだ。

2009年3月8日日曜日

将棋 A級順位戦最終局

 3月3日はA級順位戦最終局だった。

 毎年この日を楽しみにしていて、全ての対局が終わる深夜まで見ているのだ。

 今年は、谷川先生が負ければ降級という初の事態で、この大勝負が最大の関心事だったが、夜の放送開始(23時)前に勝負は終わっていた。(順当に谷川先生の勝ち)

 また、挑戦者争いは、郷田九段があっさり勝って決定。降級者は鈴木八段と深浦王位で、深浦王位はこれで3度目だが、何故B級1組から上って直ぐ落ちるのかよくわからん。よっぽど縁がないのだろうか。羽生にはあんなに強いのに、不思議なものだ。三浦八段は今回もそうだが、落ちそうになっても、いつも助かっているのに…。

2009年3月1日日曜日

川崎駅前のこと

 今日は、ある用事があって、息子と川崎に行った。
 
 久しぶりに、川崎駅西口方面を歩いたのだが、すっかり変わっていて驚いた。道路が整備されて、高層マンションがあるなど、別の街かと勘違いするほどだ。

 帰りに、息子と駅ビル(ラゾーナ)の文房具店に寄った。ここは品揃えが充実していて、なかなか良い。隣接する本屋(有隣堂)もかなり大きな感じだったし、たまに行くのもよいかもしれない。まあ降りる機会は殆どないのだが。