2008年8月31日日曜日

全米オープンテニス

 今日は朝から全米オープンテニスをWOWOWでみていた。

 錦織が出ていたからだが、まさか第4シードのフェレールに勝つとは思わなかった。歴史的勝利をLIVEで観られたのはラッキーだった。

 第5セットの前にメディカルチェックを受けていたので、まただめかな…と感じた人が多かっただろうが、5-2から追いつかれても、最後に相手サーブをブレークして勝ったのは立派だった。

 次は、第17シードのデルポトロ(アルゼンチン)だ。4大会連続優勝と波に乗っている19歳だが、勝てるチャンスはある。頑張ってほしいものだ。

2008年8月30日土曜日

夏の旅行

 8月23日(土)から25日(月)にかけて、家族で北海道に旅行に行ってきた。

 札幌に泊まって、24日は小樽に足を延ばしてきた。風が強く、肌寒く感じる位だったが、湿度が低いのはやはり快適だ。

 23日は札幌市内をぶらぶらした。時計台→大通公園→北海道庁旧本庁舎などを見た。大通公園でとうもろこしを食べたり、夜は「鮨処西鶴」で夕食をとったのだが、ここは新しい店でなかなか美味しかった。

 24日は小樽に行き、運河沿いを散歩した後「ルタオ」でお茶をして「天狗山ロープウェイ」に登った。天狗山からの風景は雄大で夜景はさぞ綺麗だろう。夜は札幌でスープカレーなどを食べた。
 
 ホテルは「ホテルモントレ札幌」にしたのだが、英国調で英国風の中庭があり、レトロな感じがよかった。

 北海道はたまに行くと、特に夏だとリラックスできる。今度はいつ行こうか…。
 
 写真を何枚か貼ろう。(時計台、大通公園、天狗山、ホテルの中庭)





 

2008年8月16日土曜日

お盆の読書

 今日は村上春樹の昔のエッセイなどを読んだ。

 1.『村上朝日堂』(若林出版企画)や2.『村上朝日堂の逆襲』(朝日新聞社)など。1、2共に絶版になっている。新潮文庫でしか読めないのだ。今となっては貴重な単行本だ。

 これを読むと、村上春樹が車が嫌いだったり、学生時代のバイトのことなど、今となってはとても懐かしいことが書いてある。

 また、村上春樹は少年の頃、本屋でつけで買えたのだ。もちろん、漫画や週刊誌はだめで、きちんとした本だけだったらしいが羨ましい話だ。

 まあ、両親は国文学専攻で、たしか二人とも高校教師という環境だからだろうか。最近はつけで買う風習は無くなってしまった(と思う)が、子供の頃はつけで買うのにあこがれたことを思い出す。

2008年8月15日金曜日

お盆の銀座

 昨日は、妻と息子が銀座に芝居を観に行ったのだが、帰りに待ち合わせて食事をしてきた。

 いつものように教文館や伊東屋に寄ったのだが、銀座はお盆で人が少ないかと思ったらそんなことはなかった。

 お茶をしようと、凮月堂に入ったら満席で少し待ったくらいだ。伊東屋も結構混んでいた。改装中らしいが、どんな風に変わるのか楽しみだ。

 銀座は、そういえば久しぶりだった。伊東屋と松屋の写真を貼っておこう。



 

 

2008年8月12日火曜日

北京オリンピックのこと その2

 前回、テニスの錦織について書いたが、残念ながら1回戦で負けてしまった。

 まだ体力に少し問題があるのだろうか。相手は32歳なので体力負けするのは情けない気もするが、まあウィンブルドンからの練習不足の影響もあるかもしれない。次に期待しよう。

 それにしても、この試合はTVで中継されていなかった(と思う。)競泳やバトミントン、柔道が注目されるのはしようがないのだが、個人的にはこれらの種目には興味がないのだ。とても残念だねえ。

 ところで、オリンピックのテニスの監督は竹内映二氏だ。京都出身で、昔は少し知っていたのだ。テニス協会で活躍しているのは、とても喜ばしい。

2008年8月10日日曜日

北京オリンピックのこと

 北京オリンピックが始まった。

 個人的にはオリンピックにはあまり関心が無いのだが、テニスの錦織には頑張ってほしいと思う。64人の出場選手に入れないかと心配していたのだが、ITF(国際テニス連盟)の推薦で出場できた。

 いきなりドイツのシュットラー(今年のウィンブルドンでベスト4)と対戦する。強敵だが勝てるチャンスは十分にある。ここを突破すると、次は第3シードのジョコビッチ(セルビア)だろう。今年の全豪オープン優勝の彼に勝つと、一躍有名選手になれるので期待したい。 

 その他の競技に、これといって観たいものがないのが残念だ。まあしいていえば、野球に多少興味があるくらいかな。

2008年8月9日土曜日

最近の読書

 最近読んだ本について書こう。

.『ヒューマン・ファクター』(グレアム・グリーン ハヤカワepi文庫)

 これは新訳だが、読みやすくてよかった。フィルビー事件を題材にしたものとしては、他に『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』(ジョン・ル・カレ)があるが、この2作は比肩すべきものの無い名作だろう。
 随分久しぶりに読んだのだが、読むたびにJ&Bを飲みたくなるのだ。買ってみることにしようか…。


2.東大入試 至高の国語「第二問」』(竹内康浩著 朝日選書)

 東大現代文の入試に、死を主題とした文章が出題されることが多いことを手がかりに、東大現代文のエッセンスを抽出するというものだ。例えばエッセンスの一つとして、死に代表される「あちらの世界」から紋切り型の言葉や常識、既成の知、生を見直すことがある、という著者の分析は説得力がある。

 これ程知的興奮を感じる本はめったに無いだろう。とても面白かった。

2008年8月3日日曜日

ハリー・ポッターシリーズのこと

 息子がハリー・ポッターシリーズを(学校の図書館で借りてきて)読んでいる。

 これまでハリー・ポッターなんて下らないだろう、と思っていたのだが、第1巻を少し見るとなかなかどうして、そう馬鹿にしたものでもなく結構面白い。

 小谷野敦氏が『すばらしき愚民社会』の中で、「「ハリポタ」をリクエストする東大生」を書いている。「大学図書館でリクエストしていいのは、5千円以上する学術書というのが常識だ。」としてこうした行為を非難している。東大生がハリポタをリクエストするなんて、と思っていたこともあり、良い印象を持っていなかったのだ。

 こうした先入観はよくなかったかな。まあ世界的なベストセラーと聞くと、つい軽く見てしまうのは悪い癖かもしれない。

2008年8月2日土曜日

庄司薫のこと

 最近、久しぶりに『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読んだ。映画「歩いても歩いても」で「ブルーライト・ヨコハマ」を口ずさむシーンがあるが(この映画の題名もこの歌からだ)、この本にこの曲が出てくるのを思い出したのだ。

 読んでみて感じたのは、この小説は「男の子いかに生きくべきか」という教養論だということだ。
 思い返すと、中学から高校にかけて、庄司薫の著作から受けた影響はとても大きい。日比谷高校に憧れたことを懐かしく思い出す。

 しかし、「「赤頭巾ちゃん」と日比谷高校」(尾高修也)によると、「1950年代はもとより60年代になっても、日比谷高校生は、決して裕福とはいえなかったが、小説には豊かな家庭しか出てこない。たぶん、今の一部の私立高校の世界のようだと思う読者がいるに違いない。だがそこは、実際の学校とは違っているのである。」福田章二(庄司薫の本名)の同級生の言葉だ。

 まあ実際はそうかも知れないが、小説やエッセイからはとてもそうとは思えなかった…。