2008年4月30日水曜日

長谷川町子美術館

 今日は妻と桜新町にある長谷川町子美術館に行ってきた。
 我が家では、日曜日の夜は「サザエさん」を(長年の習慣で)見ているのだ。妻が、特にお気に入りだ。

 そういう訳で、初めて行ったのだが、長谷川町子さんがお姉さんと共にかなりの美術作品を蒐集していたのには驚いた。ルオー、シャガール、岸田劉生、東山魁夷、平山郁夫、加山又造、エミール・ガレなどなど。これらを年4~5回に分けて展示公開している。

 また、サザエさんの家の間取りが分かる模型があったのだが、これが面白かった。そうか、客間はあそこだったのか…。美術館と、隣接する公園の写真を撮ったのでアップしよう。





 

2008年4月29日火曜日

村上春樹『神の子供たちはみな踊る』

 今週読んだのは村上春樹『神の子供たちはみな踊る』だ。発売されて随分たつのだが、買いそびれていたのだ。
 前に書いたように、最近村上春樹の本は文庫でしか買っていない。思い出すと、デビュー作『風の歌を聴け』から初期の作品は初版本を買っていた。懐かしいなあ。

 そういえば『TOUCH』という今は無き写真週刊誌が、昭和63年11月8日号で「村上春樹青春グラフティ」という特集をやったのを持っているのだが、今考えると貴重な写真が満載だ。村上氏の実家が出したとしか思えないものもある…。当時からマイナーな雑誌だったので、希少価値があるかもしれない。

 まあそれはよいのだが、『神の子供たちはみな踊る』で面白かったのは「蜂蜜パイ」だった。「かえるくん、東京を救う」より印象に残った。これを読んで、動物園の熊を思い出そうとしたのだが無理だった。息子は中2だし、随分昔のことだからしょうがないか。

2008年4月27日日曜日

かしわ餅のこと

 今日、妻と二子玉川の高島屋に出かけた際、「ふるや古賀音庵」(ふるやこがねあん)でかしわ餅を買った。せっかくなので写真をアップしよう。
 ここの「バタどら」というどら焼きを息子は気に入っているのだが、最近は売っていないと妻が言っていた。最近のバター不足の影響?だろうか。
 今週末はスッキリとしない天気だった。GWは晴れが続いて欲しいものだ。

 
 

2008年4月26日土曜日

将棋名人戦

 将棋の名人戦が森内名人と羽生挑戦者の間で行われている。(現在1勝1敗)
 羽生二冠王は今回奪取すれば永世名人になる。永世名人については、谷川先生の次は当然羽生だと誰もが思っていただろうが、先期森内に先を越されてしまった。

 羽生は永世称号を取っていないのは、名人と竜王だけだ。共にあと1回で達成できるのだが、なかなか取れない。名人については、今回奪取できないとひょっとすると永世称号は無理かもしれない……まあいつかは取れるとは思うが。

 そういえば、羽生については昔は将棋世界増刊号が出ていた。最初に竜王になった時(90年2月号)と名人になった時(94年8月号)、そして7冠王になった時(96年4月号)。
 今これらを読み返してみると、昔は神がかり的に強かったなあと感じる。今回奪取できれば、また増刊号が出るかもしれない…などと思いながら名人戦を楽しもうか。

2008年4月20日日曜日

広尾のこと

 今月、妻は広尾での親睦会が2回あった。広尾プラザ内のお店でのランチなどだが、広尾は自然食傾向の店が多いようだ。
 また、広尾で見る犬は、自由ヶ丘と違って大型犬が多いらしい。しかも散歩させているのは外人が目立つそうだ。あの辺りはインターナショナルスクールとか大使館もあるし、そう言われるとそんな感じもする。

 だいぶ前に広尾に行った時、道路に面したオープンカフェに犬を連れた外人がいて、印象に残ったことを思い出す。まあ決して清潔な雰囲気では無かったのだが。

 今度の連休に広尾に行くかもしれないのだが、その時は犬など観察してみようか。

2008年4月19日土曜日

『社会学の名著30』 竹内洋

 今日八重洲BCで買ったのが、『社会学の名著30』(竹内洋 ちくま新書)だ。
 竹内氏の本は、(新書や文庫だと)出るとつい買ってしまう。
 
 この本に、ピエール・ブルデューの『ディスタンクシオン』が紹介されている。前にも書いたが、是非読みたい本の一つだ。フランスと日本では相違点もあるだろうが、ハビトゥス(身体化された文化)など非常に示唆に富む概念を提示している。

 富めるものがますます富むプロセスは、家庭によって相続された文化資本が教育達成に有利なコードとなることによって生じる。文化や教養という無償の行為が、実は、物質的・象徴的利益の最大化に向けての実践であり、階層化や選別に関与しているという文化の政治経済学を明らかにした(P131-132)のは大きな功績だと思う。 

2008年4月13日日曜日

英和辞典のこと

 息子は4月から中2だ。ついこの間入学したと思っていたのだが…。まあそれは良いのだが、授業で英和辞典を使うことになり、毎回学校に辞書を持っていくのは大変なのでもう一冊買うことにした。学校指定の辞書は特になく、中2になって先生が3種類位を参考で言ったくらいで、自分で決めるというのがこの学校らしいところか。

 今家にあるのは研究社の「ライトハウス英和辞典 第4版」だ。もう一冊は結局「ライトハウス英和辞典 第5版」にした。第5版は去年10月に発行されたもので、5年振りの改定だ。学校に第4版を置いておき、家で第5版を使う。

 買うに当たっては、先生が挙げた「ラーナーズ・プログレッシブ英和」(小学館)や「アルファ・フェイバリット英和」(東京書籍)も検討したのだが、ラーナーズは発行が1996年と古かったりして結局やめたのだ。辞書は定期的に改訂されているのが望ましいのでは。ラーナーズ・プログレッシブはとても良い辞書だと思うが。

 英語の辞書といえば、やはり研究社という感じがするのは、中学の時「マイ英和辞典」、高校の時「新英和中辞典」といずれも研究社のものを使ったからだろうか。(「新英和中辞典」は今も家にある。)
 
 まあ、ライトハウスなら高校1年あたりまでは大丈夫だろう。その後どうするかは…息子が考えるでしょう。

アオキサダハルとハヤカワHOT HIT100

 これは先週末だが、妻と新宿高島屋で買い物をした後、新宿伊勢丹でアオキサダハルのシュークリームとエクレアを買った。ここはパティシエ青木定治氏の店で、彼はとても有名らしい。初めて食べたのだが、クリームがおいしくなかなかの味だった。

 また、早川書房のフェア「ハヤカワ文庫 秋のHOT HIT 100」で応募したプレゼント(キャンパスクラッチ)が随分遅れて送付されてきた。早川書房のプレゼントはこれまで全て当選していたのだが、今回ははずれたと思っていただけに嬉しかった。しかし、プレゼントは昔の江口寿史氏の図書カードが良いなあ、と感じる。このブログを読んでいる早川書房関係の方(がいれば)、是非お願いしたい。



  

2008年4月6日日曜日

教育社会学のこと

 前にも書いたが、趣味の一つに教育社会学の研究(と言うほどでもないが)がある。

 最近、この方面の専門書を読んでいない。そこで、「夏までに読みたい本」として以下を挙げておこう。
 まあ、いつものことながらどうなるか分からないが… 
 こういう専門書が新書などで気軽に読めると良いのが。それは無理かな。

1.日本のメリトクラシー(構造と心性) 竹内洋著 東京大学出版会
 この本は10年位前から買おうと思っているのだが、何故か購入していない。八重洲BCで10回は立ち読みしているのだが。今や古典となった感もある名著だ。

2.階層化日本と教育危機―不平等再生産から意欲格差社会へ 苅谷 剛彦著 有信堂高文社
3.ディスタンクシオン―社会的判断力批判(1・2) ピエール・ブルデュー著 藤原書店
「文化資本」という概念はブルデューが提唱したものだ。これらは文化資本と文化的再生産についての実証的な研究本で、是非読みたいのだ。

2008年4月5日土曜日

満開の桜 その2

 前回に続き、桜の写真を貼ろう。
 妻が4月3日に田園調布駅前で撮ったもので、満開の桜だ。今日はもうだいぶ散っていて、そろそろ葉桜になっている。今年の桜も終わりだろうか。