2007年10月28日日曜日

ポアンカレ予想とペレルマン

 10月22日にNHKスペシャルでポアンカレ予想のことをやっていた。(「100年の難問はなぜ解けたのか~天才数学者 失踪の謎~ペレルマン論文」) 録画して今日見たのだが、非常に面白かった。ポアンカレ予想の概要は、『数学・まだこんなことがわからない』(吉永良正著、ブルーバックス)などで知っていたのだが、最近解けたことは良く知らなかったのだ。
 トポロジー(位相幾何)も勉強すれば面白そうだ。まあ時間がないので今は無理だが…

 今日は台風一過、晴れていて湿度も低く快適だ。空気が澄んでいるのか、朝は富士山の頭のほうが良く見えた。秋はいつもこういう天気であって欲しいものだ。

2007年10月21日日曜日

小谷野敦 『退屈論』と自由ヶ丘「モンブラン」

 小谷野敦著『退屈論』が河出文庫になっていたので買ってきた。この本は、単行本(弘文堂)の時に何度か立ち読みはしたのだが、それほど面白いとは思わず買わなかったのだ。
 文庫になったのでつい読む気になったのだが、やはりそれほど感心しなかった。最後に著者は「せっかく提出した「退屈」という問題に対して、さほど斬新な解決策を提示しないことに失望する読者もいるかもしれない。」と述べているが、まさしくその通りだ。
 唯一の収穫といえば、エピローグで言及されている、『法隆寺への精神史』(井上章一)を前から読もうと思って忘れていたのを、思い出したことだ。今度は是非読んでみよう。

 また、今日は家族で自由ヶ丘に行ったのだが、喫茶店「モンブラン」でお茶をした。ここは初めて入ったのだが、創業70年の老舗で、日本のモンブラン発祥?の店らしい。

2007年10月20日土曜日

ハヤカワ文庫 秋のHOT HIT 100

 今年の「ハヤカワ文庫 秋のHOT HIT 100」の小冊子を入手しようと、10月15日にオアゾ丸善に行ったら、フェアは行っているのだが小冊子を置いていない。しょうがないので、店員にいって出してもらった。フェアの場所も端で悪いし、買おうと思っていた『マリス博士の奇想天外な人生』(福岡伸一訳)も無いし不満が残った。八重洲BCに行こうと思ったのだが、やはり東京駅から近い丸善に行ってしまう。 
 結局、不本意だったが『やさしい免疫の話』を買った。そのあとプレゼントに応募したのだが、毎回「夏のブックパーティー」を復活させて欲しいと書いてしまう。まあ、今の状況では、夏は他に3社もフェアをやっているし難しいだろうと思うが。

2007年10月14日日曜日

ミラノのこと





 



 
 
 

 写真を貼った投稿が続いている。今回は以前仕事で行ったミラノの写真を貼ろう。イタリアの休日があり、その時に半日観光ツアーに参加したのだ。
 左上から時計回りに、広場からのスフォルツェスコ城、ドゥオモ(ミラノ大聖堂)、スカラ座、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世(イタリア初代国王)のガレリア だ。「最後の晩餐」を見ることができなかったのは残念だったが、主要な名所は廻れた。
 日本からペットボトルのお茶をかなり持っていったのが良かった。割と暑かったのだが、コンビニはもちろん、自動販売機も街中にはなく、のどが渇いて仕方なかったのを覚えている。
 妻からのリクエストでジノリを買おうと思っていたのだが、市内に店がなく(この日は休日で店は閉まっており、どちらにしても買えなかったのだが)、空港にも無くて結局買えなかった。

2007年10月13日土曜日

京都 清水寺

 今年の夏、京都は非常に暑かった。8月15日に家族と京都に行き、はやし屋でお茶した後、清水寺は久しぶりだったのだが、あまりに暑くて(38℃位あった)すぐに帰ってきてしまった。そのため、写真が殆ど撮れていない。一応、舞台から撮った写真を貼っておくが、いやこれだと、どこだか分からないな……

2007年10月8日月曜日

ランちゃんとばばネコちゃん



 





 
 お盆に帰省した時、妻の実家でランちゃんとばばネコちゃんの写真を撮ったので載せておこう。ばばネコちゃんは近所の馬場さん家のねこなのだ。 (左がばばネコちゃんで、右がランちゃん)
 ちなみに、ばばネコちゃんはまだ子猫で、ランちゃんはおばあさんネコだ。ランちゃんは、シニア用のご飯を食べていてとても元気だ。
 尚、犬のメグは、あまりの暑さにグッタリしていたので撮らなかった。(37℃位あった、非常に暑かった。)
 今度、正月に帰省したときに最新の写真を撮るのが楽しみだ。

2007年10月7日日曜日

イヤープレート

 今日は妻と新宿高島屋に出かけた。妻の誕生日のお祝いを買うためだが、今年は息子が中学に入学したこともあり、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレート2007にしたのだ。我が家では、記念の年にイヤープレートを買っている。結婚した年とか、息子が生まれた年など。このイヤープレートは今年が100枚目らしい。随分歴史があるものだ。デンマークのコペンハーゲンの名所ニューハウンをモデルにした、なかなか趣のあるもので、すっかり気に入ったのだ。

2007年10月6日土曜日

ニューアカデミズムのこと

 1980年代は、ニューアカデミズム(以下、ニューアカ)の全盛期だった。最近、某掲示板に投稿したのだが、その際ニューアカのことに言及した。懐かしくなって以下少し書いてみる。
 ニュ-アカといえばまず浅田彰だろう。『構造と力』は大学の生協に積んであってかなり売れていた。構造主義/ポスト構造主義を解説したこの本は難解であったが、10万部を超すベストセラーとなった。彼は洛星の先輩だが、昔同窓会「東京の集い」で一度出席していたのを見たことがある。立食パーティーで同期と喋っていたのだが、小柄ながら存在感がありすぐ分かったのだ。
 当時「スキゾ」「パラノ」は流行語になったのを思い出す。最近、著作を出しているのだろうか?雑誌の編集等で活動しているような気がする。
 その他ニューアカで印象に残っているのが岩井克人だ。『ヴェニスの商人の資本論』 は非常に面白かった。この本でシェイクスピアを読み直した人も多かったのではないか。蔵書を確認したら、『貨幣論』、『資本主義を語る』、『二十一世紀の資本主義論』があった。これからも活躍して欲しい学者の一人だ。