2007年12月24日月曜日

年末の連休

 今年もあと少しで終わりだ。去年の今頃は息子の受験で大変だった。確か最後の公開模試が24日にあって…などと思い出すと懐かしい。まあ今となっては良い思い出だが。年々加熱する中学受験だが来年はどうなるのだろうか。

 午前中は家族で等々力紀ノ国屋に行った。自由ヶ丘に寄ったのだが、ヴェネチア風の店にゴンドラ?があるのを見つけた。つい写真を撮ってしまったので貼っておこう。





 





(追記)
 今日は『詰将棋パラダイス』の短編コンクールの解答を出してみた。最近はメールで送れるので便利だ。しかしメールとはいえ、62題もあるので打つだけで結構な時間になったのだが。

2007年12月22日土曜日

『司馬遼太郎対話選集』など

 今週は司馬遼太郎『司馬遼太郎対話選集7 人間について』を読んだ。この対話選集はこれまで3まで買っていて、順番に購入しようと思っていたのだが、つい面白そうな7を買ってしまった。
 司馬遼太郎氏の対談はどれを読んでもはずれがない。まさに名人芸といってもよく、すらすら読めてストレス解消にもってこいだ。ちょうど丸谷才一氏のエッセイと同じように、これからも愛読していくことだろう。

 今日は妻と等々力の紀ノ国屋に行ったのだが、朝市と勘違いして少し早く着いてしまった。雨が降りそうな曇天で、気温が低めで肌寒く、明日は雪になるところもありそうだ。

2007年12月16日日曜日

石原千秋と村上春樹

 今週は石原千秋著『謎解き 村上春樹』(講談社現代新書)を読んだ。大学(早稲田)での講義をまとめたものだが期待していた程ではなかった。『風の歌を聴け』の章での謎解きは、既に熱心な読者なら知っていることであり新味がない。ホモソーシャルとの関連については割と面白かったが。

 まあ、学生はまず知らないだろうし、一般の読者もそうだろうから話題にはなるだろう。その他『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』が取り上げられているのだが、うーむいまひとつだなあ。期待が高すぎるのだろうか。そういう面もあるかもしれない…

 石原千秋は、やはり受験についての本の方が良い。夏頃に読んだ『秘伝 大学受験の国語力』はとてもよかったのだが。

 (追記)
 妻と息子は昨日学校の忘年会だった。帰りにミッドタウンでイルミネーションを楽しんだらしい。

2007年12月15日土曜日

JGとアドミッション・ポリシー

 以前久しぶりに「中学への算数」12月号を立ち読みしていたら、JG(女子学院)の問題研究が載っていた。中数でJGのことを特集するのは見たことがないなあ、と思いながら読むとなかなか良いことが書いてあった。まあこのブログを読んでいる人に、JG受験関係者はまずいないだろうが、少し書いてみよう。

 最近の男女御三家を始めトップ校の算数は、少量熟考型になっていてJGの様な多量速読型は殆どない。JGはこの多量速読型を頑なに守り続けている。試験時間40分で小問20問位を解かないといけないだが、前半の一行文章題に図形の難問(中数では「地雷問題」といっていた)がいくつか配置されていて、ここで時間を取られると大変なことになる。問題の大半は標準の難易度で、合格最低点は公表されていないが、推定で算数だと70~80%必要だ。

 このように、一見簡単そうだが地雷問題を慎重に避けながら解くのは結構難しいと思う。まあ、しかし、これがJGのアドミッション・ポリシーなのだろう。アドミッション・ポリシー(どういう生徒に入学して欲しいかという方針)を主張できるのは御三家など一握りの学校だけだ。その意味で、これからもJGには頑張って欲しい。息子も、来年はマグノリア祭(JGの文化祭)に行ってみたらどうだろうか…

2007年12月9日日曜日

自由ヶ丘「ルピシア」など

 今週末は、土曜、日曜と自由ヶ丘に出かけた。

 土曜日は、妻と等々力紀ノ国屋に行った帰りに自由ヶ丘に寄ったのだ。紅茶のお店「ルピシア」でロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートの展示があるというので入ってみた。あいにく展示は2階のレストラン内でやっており観なかったのだが、来年のイヤープレートが1階に展示されていた。

 このブログでも書いたのだが、我が家では記念の年にイヤープレートを買っていて、今年は息子が中学に入学したので購入した。来年のものは買わないが、次の記念の年-例えば息子が大学に入学した年など-に買うのが楽しみだ。

 日曜日は、髪を切りに行った。(家族3人自由ヶ丘の同じ店なのだ)。帰りにはいつも青山ブックセンターによる。ここは、そう大きくないのだが、アート系等の品揃えはさすがに充実していて、立ち読みするのが楽しく結構気に入っているのだ。もう少し広くても良いのだが…まあそれは言ってもしょうがないか。

2007年12月8日土曜日

ビル・エヴァンスのこと

 最近ジャズを聴いていないのだが、昔はビル・エヴァンスが好きでよく聴いていた。特に好きなのは、スコット・ラファロをベーシストに迎えたピアノトリオだ。アルバムだと、『ポートレイト・イン・ジャズ』『ワルツ・フォー・デビー』『サンデー・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード』『エクスプロレーションズ』の4枚になる。

 ここでのエヴァンスの演奏は本当に見事だ。村上春樹氏の言葉を借りれば、「人間の自我が(それもかなり問題を抱えていたであろう自我が)、才能という濾過装置を通過することによって、類まれな美しい宝石となってぽろぽろと地面にこぼれていく様を、僕らはありありと目撃することができる。」ということになる。(『ポートレイト・イン・ジャズ』)

 この4枚の中で最も好きなのは『ワルツ・フォー・デビー』だ。「マイ・フーリッシュ・ハート」「ワルツ・フォー・デビー」「マイ・ロマンス」など、何度聴いても飽きることの無い、素晴らしい演奏だ。

 今日『ビル・エヴァンスについてのいくつかの事柄』(中山康樹著 河出書房新社)を引っ張り出して読んでいて、懐かしくなって書いてみたのだ。

2007年12月2日日曜日

『郊外の社会学』など

 今週読んだ本は『郊外の社会学』(若林幹夫 ちくま新書)だ。まあまあだったが、期待していた程ではなかった。この本で紹介されている『郊外を切り裂く文学』(石原千秋)や『郊外化と近代の成熟』(宮台真司)等は面白そうだ。今度読んでみよう。

 また、久しぶりに雑誌『将棋世界』を買った。何年ぶりか忘れるくらいだったが、内容は昔と変わっていなかった。
 早速内藤九段の詰将棋を解く。こちらもいつ解いたか覚えてない位だったので、回答のハガキを出すことにした。実は内藤九段の詰将棋の著書『図式百番』には、私の短評が載っているのだ。それが密かな自慢だったりする。

 

2007年12月1日土曜日

ビタントニオのホットサンドベーカー

 今週、注文していたビタントニオ社のワッフル&ホットサンドベーカーがきた。
 これは以前から妻がホットサンドを作るために欲しいと言っていたもので、これからは、主に週末においしいホットサンドが食べられるでしょう。
 また、同時にフィスラー社の圧力鍋(4.5L)も購入したのだ。最近キッチン用品は海外メーカーの製品を買うことが多いようだ。

 今日は午前中に妻と新宿高島屋に行った。スーツ、Yシャツ、ネクタイ他を買うためだが、東急ハンズ、紀伊國屋書店にも寄った。妻が『天璋院篤姫 上・下』(宮尾登美子 講談社文庫)を買ったが、これは来年のNHK大河ドラマの原作だ。今年の大河ドラマはいま一つ面白くない。来年には期待したいものだ。