2008年12月31日水曜日

iPODシャッフル

 今日、iPODシャッフルを買って来た。

 前から購入しようと思っていたのだが、年末ギリギリで買えてよかった。

 英語のCDや好きな音楽を入れて、通勤中に聞く予定だ。といあえず1ギガにしたのだが、いずれは容量アップするつもりだ。

 今年は、色々あって大変な年だったが、来年は是非良い年でありたいものだ。このブログも年間100回を目指すことにしよう。

2008年12月28日日曜日

レストラン「アンジェパティオ」

 今日は家族で渋谷の「アンジェパティオ」でランチを食べた。ここには前から行こうと計画していたのだが、やっと実現したのだ。

 年末でどうかと思っていたが、ラッキーにも予約できた。窓際の良い席で、料理も美味しく満足できた。また、店員さんも感じがよく、人気があるのも分かる気がする。

 店の写真を貼ろう。またいつか行きたいものだ。


2008年12月21日日曜日

谷崎潤一郎 『春琴抄』

 今日は田園調布駅ビルのくまざわ書店に行ってきた。

 特に買う予定は無かったのだが、結局、谷崎潤一郎の『春琴抄』を購入した。

 息子が中2なのだが、冬休みの宿題で『春琴抄』を含む6作から複数を読んで、あらすじを書くというものがあり、この作品だけ蔵書に無いので(昔はあったはずだが…最近はこういうことが多いなあ)買ったのだ。

 この6作がなかなか面白い組み合わせだ。

1.『ひかりごけ』   武田泰淳
2.『地獄変』  芥川龍之介
3.『春琴抄』  谷崎潤一郎
4.『人間失格』  太宰治
5.『車輪の下』  ヘルマン・ヘッセ
6.『変身』  カフカ

 国語科の先生達が選んだのだろうが、個人の趣味も入っているのだろうか。まあそれは良いとして、せっかく6作とも家にあるのだから、息子には是非全部読んで欲しいものだ。

2008年12月14日日曜日

将棋竜王戦その3

 将棋の竜王戦は渡辺竜王が3連勝して、決着は最終局になった。

 羽生が3連勝したときは、そのまま終わるかと思ったが、予想通り最終局までもつれることになった。

 将棋界では、3連敗4連勝というのは例が無い。(囲碁ではある。)このまま渡辺竜王が防衛するのか、興味深いところだ。

 個人的な感じでは、若干渡辺有利だと思うが、羽生もこのままでは終わらないと気合が入っているだろうから、最後はすごい勝負が見られそうで楽しみだ。

 A級順位戦は、谷川先生が3勝3敗だ。混戦になっているのでチャンスはある。頑張ってほしい。

村上春樹『意味がなければスイングはない』

 先週、村上春樹『意味がなければスイングはない』(文春文庫)を買った。相変わらず村上氏の本は文庫でしか買わないなあ。

 とても面白かったのだが、特にブルース・スプリングティーンとゼルキン&ルービンシュテインが印象に残った。こういう音楽観や世界観を語れるのは、村上氏しかいないだろう、と思ってしまう文章もさすがだ。

 ところで、村上氏は父親との関係があまりよくない(最近はどうかわからないが)ということだが、父親は甲陽学院の国語の先生だったというのを最近知った。(京都大学文学部卒)。母親も国語の教師だったし、文学好きな環境-しかし父親への反抗からか日本文学は避けた-で育ったのだろう。

 そういえば、「ガイジンによる、ガイジンのための、ムラカミハルキ」(LAタイムマガジン)という村上春樹へのインタビューの翻訳版(1992年5月)を持っているのだが、そこでも両親との微妙な関係を語っている。この翻訳版は結構希少価値があるのでは…と思っているのだ。

冬の銀座

 昨日は、妻と息子は学校(クラブ)の食事会があった。息子は試験が終わってもう冬休みだ。

 銀座であったのだが、始まる前に妻と新宿高島屋で買い物をしたあと、銀座をブラブラした。

 昨日は曇っていて割りと寒かったのだが、クリスマスのイルミネーションが賑やかだった。マリオンとミキモトの写真を貼ろう。

 また、プランタンのエクレア専門店「パテ・ド・パテ」に寄ったのだがここの写真もアップしよう。なかなか美味しかった。




2008年12月6日土曜日

コートのこと

 気がつくともう12月だ。コートは基本的に12月から着るのだが、一度着てしまうと、もうこれ無しでは外出できないのが不思議なところだ。

 コートといえば、昔イギリスに留学したときに買ったアクアスキュータム製を今も着ている。リージェント・ストリート(だったか)の本店で購入したのだ。

 もちろん、袖口など直しはしているが、15年以上前に買ったものが使えるのはさすがだと思う。

 そういえば、スーツや靴も作ろうと思ったのだが止めたのだ。今になると、惜しい気もするが…。まあ、いつかは分からないが、今度行ったときのお楽しみとしようか。

2008年11月30日日曜日

手帳のこと

 今日は、田園調布駅ビルの「イングリッシュガーデン」に行ってきた。前に書いたように、足裏マッサージの店で、月に一度行くのが楽しみなのだ。

 帰りにいつものようにくまざわ書店に寄って、来年の手帳を買った。プライベート用の手帳は高橋書店の「ビジネス手帳6(No49)」を長年愛用している。

 仕事では別のメーカーのものを使っているが、プライベート用はこの手帳に慣れてしまって、違うのは使う気になれない。小型でシンプル、丈夫なところが良いと思う。

 そういえば、村上春樹が昔のエッセイで、日記はライフというメーカーの業務日誌を使っていると書いていた。非情緒的なのがよいと。今も書いているのだろうか?

2008年11月29日土曜日

将棋竜王戦その2

 竜王戦は、渡辺竜王が1勝を返して面白くなってきた。

 渡辺がかなり不利だと思われた局面から、よく逆転できたものだ。渡辺明ブログも元気を取り戻した感じで、5局以降が楽しみだ。

 現在の将棋界で、最も面白いのはこの2人の対局だろう。渡辺竜王には、もっとタイトル戦に出てきてもらい。しかし順位戦もいまひとつだし、あまり期待は出来ないか…。期待できる若手も見当たらないし、盛り上がりに欠けるねえ。個人的には、谷川先生に是非頑張ってほしいと思っているのだが。

2008年11月23日日曜日

白川静氏のこと

 今日は田園調布駅ビルのくまざわ書店に寄って、『白川静』(松岡正剛著 平凡社新書)を買って来た。
 白川氏の入門書としては初だろうか。全体像をわかりやすく描いた好著だと思う。

 白川氏といえば、『字統』、『字訓』、『字通』の「字書」3部作なのだが、まだ持っていない。『常用字解』しか家に無いのだ。いずれ揃えたいものだ。

 その後、同じ駅ビル内の「PRECCE」で食料品を買った。ここは初めてなのだが、妻に言われたのだ。忘れなくてよかった…。

2008年11月22日土曜日

福岡伸一氏のこと その2

 以前書いたが、福岡伸一氏が日経新聞の木曜夕刊にエッセイを連載している。

 前は3ヶ月の連載で、9月に終わると思っていたのだが、12月までの間違いだった。

 そういうわけで、今は連載を楽しんで読んでいるのだ。類まれな文才を持つ福岡氏にはこれからも期待したい。

 『できそこないの男たち』も売れているようで、喜ばしいことだ。

自由ヶ丘 「黒船」のことなど

 今日は先週と同じく、午前中に妻と等々力紀ノ国屋→自由ヶ丘に行ってきた。

 天気がよく、少し風があったが、秋晴れの気持ちの良い日だった。村上春樹に『カンガルー日和』という短編があるが、そんなような日だ。(あれは秋だったか…記憶があいまいだが。)

 自由ヶ丘では「黒船」に寄った。ここのカステラが最近家族のお気に入りなのだ。カステラの他に、バームクーヘンやどら焼き、お茶も売っている。

 息子が友達の家に行くときの、おもたせにしたこともあるのだ。

 店の写真を貼っておこう。


 
 

2008年11月16日日曜日

自由ヶ丘 モンサンクレールなど

 今日は、午前中に妻と等々力紀ノ国屋に行った。帰りに、いつものように自由ヶ丘に寄って「モンサンクレール」でケーキを取ってきた。

 息子の誕生日ケーキで、家族の記念用ケーキをここで買うことが多い。

最近になってようやく秋らしくなった。去年はどうだったか忘れたのだが、近年は秋になるのが遅くなるような気がする。

 ところで、この間書いた明治神宮のパワースポットだが、今度妻と一緒に行くつもりだ。妻とは、渋谷のイタリアンレストラン「アンジェ・パティオ」にも行く約束をしている。理由については、あるTVドラマが関係しているのだが…長くなるので省略しよう。

 あと、国立西洋美術館で開催されている「ハンマースホイ展」も是非観たいのだ。12月に入ってからかな。

2008年11月3日月曜日

将棋竜王戦など

 将棋の竜王戦が始まった。勝った方が初代永世竜王という大勝負だ。

 今のところ羽生の2連勝だ。次を羽生が勝つとそのまま終わってしまうだろう。渡辺竜王は早くも追い込まれたわけだが、案外もつれるような気がする。最終局まで行くのではないか。まあ単なる勘ですが…。

 ところで、『将棋世界』の巻頭詰将棋は新年号から谷川先生が担当する。これはとても嬉しいニュースだ。どんな作品が登場するか楽しみだ。期待したい。

2008年11月2日日曜日

竹内洋 佐藤八寿子

 最近読んだ作者の名前だ。

1.『学問の下流化』(竹内洋 中央公論新社)

 題名はいまひとつだが、著者がこれまで新聞等に発表したエッセイ、評論をまとめたこの本はとても面白かった。特によかったのが「学問の下流化」と「読書日記」で、読みたくなる本が多く紹介されていた。

2.『ミッション・スクール』(佐藤八寿子 中公新書)

 1の読書日記で紹介されていた。ミッション・スクールの日本におけるイメージの変遷をたどった本だが、これもまたとても面白かった。
 私も妻もミッション・スクール出身だ。最後の方の田中康夫と小谷野敦の言説の引用は、ミッション・スクールのイメージを良く表すものとして印象に残った。まあそうかもしれないが…。しかし小谷野氏のブログをチェックしているのには驚いた。結構人気があるのでしょうか。

2008年11月1日土曜日

『謎手本 忠臣蔵』 加藤廣

 前にも書いたが、週刊新潮に連載されていた『謎手本 忠臣蔵』(加藤廣)を毎週楽しみにしていた(本屋で立ち読みしていたのだ)。先週終わってしまったのだが、期待通りの力作だった。

 早速単行本になっているが、『信長の棺』と同じ様に売れると予想する。

 この作者は1930年生まれで、デビューしたのは2005年だ。こんなに遅咲きの作家も珍しいだろうが、これからも期待できる。定年後にデビューしようと思っている作家志望者?に希望を与える快挙でしょう。

2008年10月19日日曜日

『できそこないの男たち』福岡伸一

 この本は発売日に買った。SRY遺伝子については、かすかに記憶があったのだが、研究者達の激しいレースはとても面白かった。

 それにしても、福岡氏の文章力はたいしたものだ。こんなに分かりやすく書ける技術者は、他にはいないだろう。

 また、Y染色体の旅路の話も興味深かった。人類の祖先は、十数万年前にアフリカで誕生したのだが、そこからどのように世界に広がって行ったかというのは初めて知った。
 日本人はD2型が最も多いとのことだが、自分が何型か簡単に分かるようになって欲しいものだ。

 この著者には今後も期待したい。才能を生かした著書をこれからも出してくれるでしょう。

明治神宮 清正井

 昨日は、明治神宮の中にある清正井(きよまさのいど)に行ってきた。某TV番組でここがパワースポットだと紹介していたのだ。妻と一緒に行こうと思ったのだが、結局一人で行った。

 行ってみると、なかなかの雰囲気で、何ともいえない気に満ちている感じがした。ここは昔、下屋敷を構えていた加藤清正が掘ったとされる井戸で、水質が良いことで知られていたらしい。(今は飲用できない。)

 写真を撮ったので貼ろう。パワーを感じられるだろうか。

2008年10月13日月曜日

早川書房のこと その2

 9月20日にも書いたのだが、「秋のHOT HIT 100」はやっていない。今年は「強い物語」というフェアを実施している。

 この小冊子をもらったのだが、例年のようには力が入っていない。なんとも寂しい限りだ。

 そこで、前回に続いて夏のブック・パーティーの冊子を貼っておこう。これも気に入っている1998年と1999年のものだ。1999年の「今年の夏はハヤカワしちゃおう」というコピーは名作だなあ。江口寿史氏イラストの表紙がとても懐かしい…というのは前回書いたか。


 

2008年10月12日日曜日

『反社会学講座』など

 先週は、『反社会学講座』(ちくま文庫)、『つっこみ力』(ちくま新書)を読んだ。著者は2冊ともパオロ・マッツァリーノだ。
 
 著者の経歴は不明だが、どう考えても日本人の社会学者だろう。割と地方の大学に勤務している…という感じがする。ちょっと屈折しているのだろうか。

 「ふれあい大国ニッポン」など面白いのもあったが、全体的には今一歩だ。匿名で言いたいように言うのは、ネット上だけにして欲しいものだ。まあそんな本を買ってしまったのはこちらなのだが。

2008年10月5日日曜日

羽生名人のこと

 2度目の7冠王のチャンスがあった羽生名人だが、残念ながら王位戦で深浦に負けてしまった。これで2年連続して最終局(7局目)で負けたことになる。

 最近、羽生名人と対戦成績がほぼ五分なのは深浦だけだ。なぜだか分からないが、まあ相性がよいのだろう。

 つい先日、羽生名人は棋王戦で久保に負けたので、これで今年度の挑戦は竜王戦だけになった。勝てば永世竜王になり、7冠全て永世称号を持つことになる。

 そういえばNHKハイビジョンの「100年インタビュー」でも、竜王戦への決意を語っていた。

 渡辺竜王は最近調子がよくないが、この勝負は気合が入るだろう。ブログではトラブル?があったが、彼も勝てば永世竜王だ。好勝負を期待したいものだ。

2008年10月4日土曜日

新井潤美氏のこと

 先週は『自負と偏見のイギリス文化』(新井潤美 岩波新書)を読んだ。

 ジェイン・オースチンの作品を手がかりにして、イギリス人のユーモア感覚、階級意識、恋愛感を論じた本だが、なかなか面白かった。実はジェイン・オースチンはまだ読んだことがないのだ。是非今度買ってみよう。

 著者の新井潤美氏は同年代だ。蔵書を探すとあと2冊あった。いずれもイギリスの階級についてのものだが、とても感心した記憶がある。

・『階級にとりつかれた人びと』(中公新書)
・『不機嫌なメアリー・ポピンズ』(平凡社新書)

 後者は、何故か帯に「小谷野敦氏推薦!!」とある。そういえば専攻が同じなのか。
 このような、才能ある学者には今後も期待したい。 

2008年9月23日火曜日

夏の終わりのこと

 今年もようやく涼しくなってきた。

 今日は午前中に妻と等々力紀ノ国屋に行ったのだが、やっと夏が終わったかなという感じがした。

 夏の終わりといえば、いつも、村上春樹『風の歌を聴け』の最後を思い出すのだ。(DJのところだ)。毎年のことだが、つい読み返してしまうのは何故だろうか。少し以下に引用しよう。

 「やあ、元気かい?こちらはラジオN・E・B、ポップス・テレフォン・リクエスト。また土曜日の夜がやってきた。これからの2時間、素敵な音楽をたっぷり聴いてくれ。ところで夏もそろそろおしまいだね。どうだい、良い夏だったかい?」

 また、小林信彦『パパは神様じゃない』の中の「夏の終りに」もこの時期に読み返す。パヴェーゼの『美しい夏』が紹介されているのだが、いつか読んでみたいとずっと思っているのだ。

2008年9月20日土曜日

福岡伸一氏のこと

 7月から日経新聞の夕刊(毎木曜日)に福岡伸一氏が「明日への話題」を連載している。

 これを読むのが楽しみで、切り抜いて保存している。今月で終わってしまうのだが、この夏の楽しみとして長く記憶に残るだろう。

 福岡氏はフェルメールの絵が好きらしいが、微分法に例えて語る文章は初めて読んだ。ユニークだが説得力があるのだ。

 これだけ文才のある科学者はめったにいないだろうと思う。『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)はいまだに売れ続けている。

 最近新書が出ないのが寂しいのだが、これからに期待したい。

早川書房のこと

 以前書いたのだが、今年の「秋のHOT HIT 100」はまだ始まっていない。やはり無いのだろうか。

 これまで「夏のブック・パーティ」の時から楽しみにしていたので、止めてしまうのは大変残念だ。去年のフェアもすぐ終わってしまったし、嫌な感じはしていたのだ。

 ハヤカワ・ポケットミステリ、ハヤカワ文庫、ミステリマガジンなどを数多く購入してきたのだが、最近は絶版になるのも早いし、売場面積が狭くなる本屋が多い気がする。売れ行きがいま一つなのかもしれない。

 ファンの一人として、是非頑張ってほしいと思うのだ。

 夏のブック・パーティーの冊子を貼っておこう。特に気に入っている1995年と1996年のものだ。江口寿史氏イラストの表紙がとても懐かしい。


 

2008年9月15日月曜日

自由ヶ丘ロール屋

 今日は午前中に妻と等々力紀ノ国屋に行ったのだが、帰りにいつものように自由ヶ丘に寄った。

 自由ヶ丘では、「自由ヶ丘ロール屋」でロールケーキを買ったのだが、ここが最近の家族のお気に入りの店だ。ここは、「モンサンクレール」のオーナーシェフの辻口氏が経営している店らしい。うずまき形のロゴが目印だ。

 モンサンクレールと同じ様に、甘さ控えめでとても美味しいロールケーキなのだ。店の写真を貼っておこう。


 

2008年9月13日土曜日

9月と残暑のこと

 9月も中旬になると、さすがに残暑が和らいでくる。
 残暑はその年によって感じ方が違うのだが、今年はそう暑くなかったような気がする。

 思い出すのが3年前の2005年で、この年は猛暑で残暑も厳しかった。「郵政解散」のあった年で、9月11日が投票日だった。9月15日を境に急に涼しくなったことを覚えている。(出張で某北関東の県にいたのだ。)

 この年の夏は、選挙の他にハリケーン「カトリーナ」や、つくばエクスプレス開通などがあって、これらもよく覚えている。何故か非常に強く印象に残っているのだ。

 多分、猛暑の中「刺客」など選挙で盛り上がっていた世間と、知り合いの衆議院議員が苦戦していたことがあると思うが…。この時期になると(9月15日の出張を特に)思い出して考えるのだが、何故なのでしょうか。

 

2008年9月7日日曜日

将棋竜王戦など

 羽生永世名人(4冠王)が好調だ。将棋の竜王戦は、トーナメントを勝ちあがって現在木村8段と挑戦者決定戦を行っている。挑戦者になると、勝った方が初代竜王となる。是非挑戦して欲しいものだ。

 また、王位戦は今2勝3敗だがまだ奪取の可能性はある。王座を防衛、王位・竜王を獲得すると6冠になる。棋王をとると7冠制覇だ。

 久しぶりのチャンスなので狙っているだろう。対局過多の疲労が心配だが、どうなるだろうか。

 それにしても、将棋連盟は永世名人の増刊号を出すかと思っていたが、予想が外れた。永世竜王になったら出版するに違いない…と言っておこう。

2008年9月6日土曜日

全米オープンテニス その2

 錦織は結局デルポトロにストレートで負けてしまった。第1セットは3-0でリードしたので期待したのだが、良かったのはそこまでだった。疲れが残っていたのだろうか。

 まあ、次には日本での「AIGジャパン・オープン」がある。そこで期待することにしよう。

 ところで、杉山がダブルスで準決勝まで行ったのはさすがというか、スペシャリストだなと思う。

 錦織もいつかトップ5に入るだろうか。5年後あたりが楽しみだなあ。テニスセンスは抜群なので、後は体力をつければ大丈夫でしょう。

野口悠紀雄、姜尚中、宮台真司

 タイトルは最近読んだ著者名だ。

『「超」文章法』(野口悠紀雄 中公新書)
 この本は、読もうと思って蔵書を探したら無かったので買ったのだ。コラムが面白いとの記憶があったのだがその通りだった。最後の「参考書案内」も役に立つだろうと思う。

『挑発する知』(姜尚中、宮台真司 ちくま文庫)
 対談集をまとめた本だが、非常に面白いので一気に読んでしまうだろう。まあ対談ということもあって、踏み込んだ展開になっていない所は不満が残るが。
 
 ところで、今年はハヤカワ文庫のフェア「秋のHOT HIT 100」をまだやっていない。例年9月からだったのだが。止めてしまったのだろうか?そんなことは無いと思うが…。

2008年8月31日日曜日

全米オープンテニス

 今日は朝から全米オープンテニスをWOWOWでみていた。

 錦織が出ていたからだが、まさか第4シードのフェレールに勝つとは思わなかった。歴史的勝利をLIVEで観られたのはラッキーだった。

 第5セットの前にメディカルチェックを受けていたので、まただめかな…と感じた人が多かっただろうが、5-2から追いつかれても、最後に相手サーブをブレークして勝ったのは立派だった。

 次は、第17シードのデルポトロ(アルゼンチン)だ。4大会連続優勝と波に乗っている19歳だが、勝てるチャンスはある。頑張ってほしいものだ。

2008年8月30日土曜日

夏の旅行

 8月23日(土)から25日(月)にかけて、家族で北海道に旅行に行ってきた。

 札幌に泊まって、24日は小樽に足を延ばしてきた。風が強く、肌寒く感じる位だったが、湿度が低いのはやはり快適だ。

 23日は札幌市内をぶらぶらした。時計台→大通公園→北海道庁旧本庁舎などを見た。大通公園でとうもろこしを食べたり、夜は「鮨処西鶴」で夕食をとったのだが、ここは新しい店でなかなか美味しかった。

 24日は小樽に行き、運河沿いを散歩した後「ルタオ」でお茶をして「天狗山ロープウェイ」に登った。天狗山からの風景は雄大で夜景はさぞ綺麗だろう。夜は札幌でスープカレーなどを食べた。
 
 ホテルは「ホテルモントレ札幌」にしたのだが、英国調で英国風の中庭があり、レトロな感じがよかった。

 北海道はたまに行くと、特に夏だとリラックスできる。今度はいつ行こうか…。
 
 写真を何枚か貼ろう。(時計台、大通公園、天狗山、ホテルの中庭)





 

2008年8月16日土曜日

お盆の読書

 今日は村上春樹の昔のエッセイなどを読んだ。

 1.『村上朝日堂』(若林出版企画)や2.『村上朝日堂の逆襲』(朝日新聞社)など。1、2共に絶版になっている。新潮文庫でしか読めないのだ。今となっては貴重な単行本だ。

 これを読むと、村上春樹が車が嫌いだったり、学生時代のバイトのことなど、今となってはとても懐かしいことが書いてある。

 また、村上春樹は少年の頃、本屋でつけで買えたのだ。もちろん、漫画や週刊誌はだめで、きちんとした本だけだったらしいが羨ましい話だ。

 まあ、両親は国文学専攻で、たしか二人とも高校教師という環境だからだろうか。最近はつけで買う風習は無くなってしまった(と思う)が、子供の頃はつけで買うのにあこがれたことを思い出す。

2008年8月15日金曜日

お盆の銀座

 昨日は、妻と息子が銀座に芝居を観に行ったのだが、帰りに待ち合わせて食事をしてきた。

 いつものように教文館や伊東屋に寄ったのだが、銀座はお盆で人が少ないかと思ったらそんなことはなかった。

 お茶をしようと、凮月堂に入ったら満席で少し待ったくらいだ。伊東屋も結構混んでいた。改装中らしいが、どんな風に変わるのか楽しみだ。

 銀座は、そういえば久しぶりだった。伊東屋と松屋の写真を貼っておこう。



 

 

2008年8月12日火曜日

北京オリンピックのこと その2

 前回、テニスの錦織について書いたが、残念ながら1回戦で負けてしまった。

 まだ体力に少し問題があるのだろうか。相手は32歳なので体力負けするのは情けない気もするが、まあウィンブルドンからの練習不足の影響もあるかもしれない。次に期待しよう。

 それにしても、この試合はTVで中継されていなかった(と思う。)競泳やバトミントン、柔道が注目されるのはしようがないのだが、個人的にはこれらの種目には興味がないのだ。とても残念だねえ。

 ところで、オリンピックのテニスの監督は竹内映二氏だ。京都出身で、昔は少し知っていたのだ。テニス協会で活躍しているのは、とても喜ばしい。

2008年8月10日日曜日

北京オリンピックのこと

 北京オリンピックが始まった。

 個人的にはオリンピックにはあまり関心が無いのだが、テニスの錦織には頑張ってほしいと思う。64人の出場選手に入れないかと心配していたのだが、ITF(国際テニス連盟)の推薦で出場できた。

 いきなりドイツのシュットラー(今年のウィンブルドンでベスト4)と対戦する。強敵だが勝てるチャンスは十分にある。ここを突破すると、次は第3シードのジョコビッチ(セルビア)だろう。今年の全豪オープン優勝の彼に勝つと、一躍有名選手になれるので期待したい。 

 その他の競技に、これといって観たいものがないのが残念だ。まあしいていえば、野球に多少興味があるくらいかな。

2008年8月9日土曜日

最近の読書

 最近読んだ本について書こう。

.『ヒューマン・ファクター』(グレアム・グリーン ハヤカワepi文庫)

 これは新訳だが、読みやすくてよかった。フィルビー事件を題材にしたものとしては、他に『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』(ジョン・ル・カレ)があるが、この2作は比肩すべきものの無い名作だろう。
 随分久しぶりに読んだのだが、読むたびにJ&Bを飲みたくなるのだ。買ってみることにしようか…。


2.東大入試 至高の国語「第二問」』(竹内康浩著 朝日選書)

 東大現代文の入試に、死を主題とした文章が出題されることが多いことを手がかりに、東大現代文のエッセンスを抽出するというものだ。例えばエッセンスの一つとして、死に代表される「あちらの世界」から紋切り型の言葉や常識、既成の知、生を見直すことがある、という著者の分析は説得力がある。

 これ程知的興奮を感じる本はめったに無いだろう。とても面白かった。

2008年8月3日日曜日

ハリー・ポッターシリーズのこと

 息子がハリー・ポッターシリーズを(学校の図書館で借りてきて)読んでいる。

 これまでハリー・ポッターなんて下らないだろう、と思っていたのだが、第1巻を少し見るとなかなかどうして、そう馬鹿にしたものでもなく結構面白い。

 小谷野敦氏が『すばらしき愚民社会』の中で、「「ハリポタ」をリクエストする東大生」を書いている。「大学図書館でリクエストしていいのは、5千円以上する学術書というのが常識だ。」としてこうした行為を非難している。東大生がハリポタをリクエストするなんて、と思っていたこともあり、良い印象を持っていなかったのだ。

 こうした先入観はよくなかったかな。まあ世界的なベストセラーと聞くと、つい軽く見てしまうのは悪い癖かもしれない。

2008年8月2日土曜日

庄司薫のこと

 最近、久しぶりに『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読んだ。映画「歩いても歩いても」で「ブルーライト・ヨコハマ」を口ずさむシーンがあるが(この映画の題名もこの歌からだ)、この本にこの曲が出てくるのを思い出したのだ。

 読んでみて感じたのは、この小説は「男の子いかに生きくべきか」という教養論だということだ。
 思い返すと、中学から高校にかけて、庄司薫の著作から受けた影響はとても大きい。日比谷高校に憧れたことを懐かしく思い出す。

 しかし、「「赤頭巾ちゃん」と日比谷高校」(尾高修也)によると、「1950年代はもとより60年代になっても、日比谷高校生は、決して裕福とはいえなかったが、小説には豊かな家庭しか出てこない。たぶん、今の一部の私立高校の世界のようだと思う読者がいるに違いない。だがそこは、実際の学校とは違っているのである。」福田章二(庄司薫の本名)の同級生の言葉だ。

 まあ実際はそうかも知れないが、小説やエッセイからはとてもそうとは思えなかった…。

2008年7月27日日曜日

高校野球のことなど

 今日で、夏の甲子園の出場校が決定した。今年は記念大会で55校が出場するそうだ。

 関東では、慶応が出場したり、早実や立教新座が決勝まで行くなど面白かったのだが、たかが予選の試合をNHKで中継する必要があるのだろうか。
 ローカル局ならまだ分かるのだが、NHKはいかがなものかと思う。

 まあTVはあまり観ないので、どうでもよいといえばそれまでだが、今年の夏は北京オリンピックもあるし、何かと騒がしくなりそうだ。

 ところで、この週末久しぶりに『羊をめぐる冒険』(村上春樹)を読んだ。『不可能性の時代』(大澤真幸)の中で、この本と『夏子の冒険』(三島由紀夫)との関連について言及していたので、読み直したのだ。

 久しぶりだったので、色々忘れていたことがあった。「限定された人生には、限定された祝福が与えられる。」という言葉はこの本の中かと思っていたのだが、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』だったなど。
 それはともかく、村上春樹はやはり面白い。別の作品もこの夏、読み返してみようか。

2008年7月21日月曜日

ゴディバのチョコレートドリンク

 今日は、妻と等々力紀ノ国屋に行った帰りに、自由ヶ丘のGODIVAに寄った。

 ここでチョコレートドリンクを飲んだのだが(もちろんアイス)、とても美味しかった。
 ゴディバでドリンクを飲める店はそう多くはないとのことで、人気があるのだそうだ。

 ドリンクの写真など貼ろう。今日は3連休の最終日で結構暑かった。今年が去年のような猛暑でないことを期待しているのだが、どうだろうか。



 

 

2008年7月20日日曜日

錦織圭のことなど

 今日、NHKの「スポーツ大陸」で、テニスの錦織圭のことを放映していた。(再放送)

 ウィンブルドンを棄権したのは知っていたが、なかなか才能がありそうで、まだ18歳だし将来が楽しみだ。
 ウィンブルドンの前哨戦のステラ・アルトワ選手権ではナダルにフルセットと善戦している。ナダルが記者会見で錦織について「センスがありいずれトップ10に入る」と言っているのが印象に残った。

 そういえば、昔イギリスに留学していた時、ステラ・アルトワ選手権とウィンブルドンを観戦したのだ。1989年だ。ウィンブルドンは3回行った。初日のセンターコートに入るのに、ダフ屋からチケットを買ったのを思い出す。正規料金は£14だが倍以上払ったと思う。また、ステラ・アルトワ選手権は決勝を観たのだが、£22で結構高かった。I・レンドル(懐かしいなあ)が優勝した。

 ウィンブルドンのセンターコートでは、J・コナーズやB・スカンロンの試合を観た。スカンロンは中学・高校でテニスをやっていた時、雑誌に時々出ていたアメリカの選手で、ファンだったのだ。もうベテランで、M・チャンに負けたが間近でみて感動した。

 また、伊達が予選を勝ち上がって出ていたが1回戦で負けていた。端のコートで観客がまばらだった…。
 男子はB・ベッカーがS・エドバーグに勝って優勝した。J・マッケンローはベスト4だったな。
 
 こうして書いていると、とても懐かしい。京都は、中学で硬式テニスをやっている学校が当時は洛星と同志社ぐらいで、幸運にも中3の時全国大会に出場できた。もうかれこれ10年以上テニスはしていないが、機会があったらやりたいものだ……

 折角なので、ステラ・アルトワ選手権とウィンブルドンのプログラムの写真を貼ろう。


  
 


 

2008年7月13日日曜日

ポアンカレ予想のこと

 大分前に、NHKスペシャルでのポアンカレ予想のことを書いたが、今日はその取材の単行本『100年の難問はなぜ解けたのか』(NHK出版)を読んだ。

 テレビでは放映されていない取材箇所がいくつもあり、非常に面白かった。
 
 ポアンカレ予想の証明では、日本人の論文も引用されている。これは初めて知ったが「フェルマーの最終定理」の証明を思い出させるもので興味深かった。

 ペレリマン博士は1982年の国際数学オリンピックで金メダルを取っている。数学オリンピックといえば、最近日本チームも上位に入っているのだ。Sさんなど、将来素晴らしい業績を上げる数学者になるかもしれない……

2008年7月12日土曜日

夏のブックフェア

 夏になると、出版社が文庫のブックフェアを行う。最近は新潮文庫、角川文庫、集英社文庫の3社がやっている。
 
 今週は角川文庫の『変身』(カフカ)『人間失格』(太宰治)を買った。まあブックカバーが欲しくてだが、この2冊は昔高校生の時に読んだ記憶がある。思い出してもあまり印象に残っていなかった。

 今回、読んでみて、まあこんなものかなという感じだった。若者向きなのだろうか。

 ところで息子は試験が終わって、もう夏休みだ。現代文の宿題で何冊か読書をするらしく、昨日は『坊っちゃん』(夏目漱石)を読んでいた。今日ふと思いついて蔵書を確認すると、『坊っちゃん』は3社のものがあった。解説も同じ種類あるわけで、読書感想文を書くには便利かもしれない。
 (感想文は書かないらしい。読むだけなら楽だな……)
 

2008年7月6日日曜日

映画「歩いても歩いても」

 今日は妻と川崎チネチッタで映画「歩いても歩いても」を観てきた。

 最初は日比谷か渋谷で観るつもりだったが、指定席でないのでやめたのだ。この暑いのに並ぶ気にはなれないだろう。チネチッタはネットで予約できるので便利だ。

 映画は、日経新聞などでほめていたので期待していたのだが、まあ期待通りの出来でなかなか良かった。
 樹木希林の演技が印象に残るが(時々辛辣なことを言うのが特にうまい)、阿部寛、夏川結衣の二人も非常に良かった。

 また、家の中の自然な感じの光や、丘の上の墓地からの明るく輝く海など撮影が上手いのにも感心した。

 パンフレットの表紙を貼っておこう。


 

2008年7月5日土曜日

井上章一、村上春樹、大澤真幸、見田宗介

 この前に引き続き、タイトルは最近読んだ本の作者だ。

『阪神タイガースの正体』(井上章一 ちくま文庫)
 これは単行本を購入しようと思っていたのだが、買いそびれていたのだ。野球文化史としては画期的な著書だろう。中学・高校の先輩の井上氏には、これからも活躍して欲しいと思う。絶版になった『「あと一球っ!」の精神史』をなくしてしまってガッカリしていたのだが、この本があって良かったよ。

『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(村上春樹 新潮文庫)
 単行本の時に立ち読みをしていたのだが、買っていなかった。この中で最も気に入ったのは、アイルランドのロスクレアのバーでの老人の話だ。これを読んで、アイリッシュ・ウイスキーが飲みたくなる読者は多いだろうと思う。また、スコットランドのアイラ島の話を読むと、やはりウィスキーはシングル・モルトだと思ってしまう。どちらもとても美味しそうに書いてあるのだ。

『不可能性の時代』(大澤真幸 岩波新書)
 日経新聞の書評(評者は東浩紀)をみて買ったのだが、なかなか面白かった。特に「リスク社会再論」を興味深く読んだ。しかし、最後に「未来の<救済>への展望」としてネットワーク理論(グラフ理論)が出てくるところは少し無理があるような気がした。


『社会学入門』(見田宗介 岩波新書)
 『不可能性の時代』で何度か引用されていたので買ったのだが、これは期待したほど面白くなかった。まあ基本テキストとしては良いかもしれないが。尚、大澤真幸は東大見田宗介ゼミの出身だ。

2008年6月22日日曜日

英国式リフレ 青山ブックセンター

 今日は自由ヶ丘で髪を切った後、田園調布の駅ビルにある英国式リフレクソロジーに行ってきた。

 自由ヶ丘では、いつものように帰りに青山ブックセンターに寄った。たまにしか行かないのだが、ここは写真、デザイン、建築関係の書籍が充実していてとても良い。一度つぶれて2005年だったかに復活したのだ。これからも頑張って欲しいものだ。

 英国式リフレは、月一度のお楽しみだ。つい寝てしまうのだが疲労回復した実感がある。その後は、同じ駅ビル内のくまざわ書店に寄る。ここは書評で紹介された本や、新書が充実していて、ここも気に入っているのだ。
 英国式リフレ 青山ブックセンターの写真を貼ろう。



 

2008年6月21日土曜日

羽生永世名人のこと

 将棋の名人戦は、羽生挑戦者が勝って永世名人(第十九世)の称号を獲得した。
 
 羽生はあと1期で永世名人となってから、2期連続で森内に負けていた。森内に永世名人で先を越されたのはかなりのショックだったことだろう。

 今回、やっと永世名人になれたのは、まあ当然のこととは言え羽生もほっとしたのではないか。
 今年は竜王挑戦のチャンスもある。竜王もあと1期で永世称号を取れるし期待したいものだ。(竜王で取ると、7冠全て永世称号を獲得することになる。)
 
 ところで、将棋連盟は今回は増刊号を出すのだろうか。これまで、竜王・名人・7冠王獲得の時に出しているのだが、是非出版して欲しいと思う。

2008年6月15日日曜日

岩井克人、野口悠紀雄、岸本周平

 タイトルは先週読んだ本の著者だ。

 岩井克人氏が6月の初旬から日経新聞の「やさしい経済学」に「言語・法・貨幣と人文科学」を連載していたが、これがとても良かった。最近は自然科学・生命科学の発展がめざましく、人文科学の存在意義に少し危機感?をもった著者の論考だ。著者の『貨幣論』を引っ張り出して今日久しぶりに読んでみたりしたのだ。

 野口悠紀雄氏の『「超」発想法』(講談社文庫)と岸本周平氏の『中年英語組』(集英社新書)は先週読んだ。
 『中年英語組』は野口悠紀雄氏の『「超」英語法』に紹介されてあったので読んだのだが、なかなか面白かった。作文マニュアルは初めて聞いたのだが、結構参考になりそうだ。

 今週末は天気がよく、湿度が低いこともあって過ごしやすかった。今年の夏があまり暑くなければよいが…。まあそううまくいかないかもしれないが。

2008年6月8日日曜日

WOWOWのこと

 最近WOWOWに加入した。以前は入っていたのだが、殆ど見ないので引っ越してからは入っていなかったのだ。

 息子がサッカー欧州選手権を見たいとのことで、今月から加入した。映画に期待しているのだがどうだろうか。見逃していた「クイーン」や、結構好きな「007ロシアより愛をこめて」を7月に放映するのを見つけたがその他は見たいのががない。
 まあ3チャンネルあるし、これからに期待することにしよう。

2008年6月6日金曜日

恵比寿プライムスクェア など

 今日は妻と共に、恵比寿と新宿に行った。(会社が休みだったのだ。)

 恵比寿では、プライムスクェアで昼(中華 筑紫樓)を食べたのだが、そういえばここはドラマ「結婚できない男」の舞台になっていた。(カフェDexeeDiner)
 カフェの写真を貼っておこう。


 






 新宿では高島屋に行ったのだが、いつものように妻の買い物中に紀伊國屋書店に寄った。
 ここで丸谷才一の『横しぐれ』(講談社文芸文庫)を買おうとしたら、何と無かった。いつのまにか絶版になっていた。このあいだ蔵書を探して見つからなかったので、買おうと思ったのだが…。非常に残念だ。
 この本が絶版とは、日本の出版業界は何かおかしいような気がするが…。 
 

2008年6月1日日曜日

伊藤理佐の本

 週刊文春に「おんなの窓」というコーナーがある。伊藤理佐という漫画家が書いているのだが、なかなか面白く、妻と共に愛読している。(大抵は立ち読みなのだが…)

 去年辺りから、伊藤理佐の本を買っているのだ。買った順に書いてみよう。
1.おんなの窓 文芸春秋
2.女いっぴき猫ふたり①② 双葉社
3.やっちまったよ一戸建て①② 文春文庫プラス

 伊藤理佐は、こうしたエッセイ漫画に独特の才能を発揮している。手塚治虫文化賞を受賞したのも分かる様な気がする。

 猫が登場するのが(特に妻が)、お気に入りだ。最近結婚したそうだが、これからも活躍して欲しい漫画家だ。買った本の写真を貼っておこう。そういえば今回で100回目のブログだ。ちょうど1年になる。


 

2008年5月31日土曜日

最近の読書

 今月読んだ本で、このブログに載せていないもののことを書こう。

.『江戸城-本丸御殿と幕府政治』(深井雅海 中公新書)
 江戸城の、詳細な城内図と部屋の配置、役割が書かれている。松之廊下の機能など興味深い話が多い。本丸御殿は「表」「奥」「大奥」に分かれているのだが、その広さは驚くほどだ。(まあ当然か)

.『なぜ日本人は学ばなくなったのか』(齋藤孝 講談社現代新書)
 著者は和田秀樹と共に、最近教育についての本を数多く書いている。日頃学生と接しているので、危機感を持っているのだろう。しかしこの本については、もう少し重厚なものを期待していたのでいまひとつ物足りない気がする。(「教科書を厚くせよ」というのはその通りだと思う。)

.『読書のすすめ 第12集』(岩波文庫編集部編)
 これは無料なのだが、若島正氏が書いていたので貰ってきた。「文庫本の宇宙」というエッセイだが、これを読んで、チェーホフを再読したくなった人が結構いるかもしれない…。

2008年5月25日日曜日

辛酸なめ子『ヨコモレ通信』

 今週買った本だ。最近辛酸なめ子の本はつい買ってしまうのだ…まあ文庫本だけだが。

 独特の辛辣さ(解説では「ガーリーな毒」といっていた)がやみつきになる人も多いだろう。気分転換になることは確かだ。

 この本は「週刊文春」に連載されたものをまとめたものだが、読んでみると殆どが初めて見るものばかりだ。「週刊文春」は割りとよく読んでいるのだが、何故だろうか?よく分からん。

 まあそれはともかく、才能があることは間違いないだろう。これからも活躍すると思う。但し、絵はどう見てもあまり上手くないのだが。

2008年5月24日土曜日

大相撲夏場所

 大相撲は今日14日目だった。琴欧州があっさり勝って初優勝だ。
 最近相撲は殆ど見ていないのだが、たまに休日に見ることがある。

 たまたま今日は幕内の取り組みを見たのだが、上位は外国人力士ばかりだ。それに横綱、大関の成績が振るわないし、盛り上がりに欠けるなあ。

 ところで、相撲で面白いのは勝ち越し、負け越しのかかった終盤戦なのだが、7勝7敗の力士と8勝7敗の力士が千秋楽に対戦した場合、7勝7敗の力士が8割近い勝率だそうだ。(『こんなに使える経済学』ちくま新書)

 勝ち越しがかかっているので、必死に勝ちに行くためだろうが、興味深いのはその勝ち越した力士が、次の場所で同じ相手には4割の勝率と半減していることだ。

 何らかの取引が疑われるデータなのだが、まあ相撲も一種のショーなのでそういう面もあるのかもしれない。(もちろん無いかもしれない。)あまり目くじらを立てなくても…と思うのだが。

2008年5月17日土曜日

『地球のはぐれ方』村上春樹他

 今週は『地球のはぐれ方』(村上春樹・吉本由美・都築響一 文春文庫)を読んだ。

 相変わらず村上春樹の本は文庫でしか買わないのだが、一応これは最新刊なのだ。

 読んで見ると、力の抜けた旅行記といった感じで面白かった。名古屋、熱海、ハワイ、江ノ島、サハリン、清里という不思議な組み合わせの6ヵ所を取材するのだが、初めて知ることが多く何ともいえない味わいがある。

 3人の文章の中では、まあ当然なのだが、村上春樹のものが抜群に上手い。
 それにしてもポストモダンとか再構築(脱構築?)といった用語を村上春樹が使うのは初めて見た。座談会での気楽な発言だからかもしれないが…

 一番印象に残ったのはハワイ編だった。「ハワイといえばマイタイですね」「(ほぼ最後の)チキ・バー」「お伊勢参りとしてのホノルル・マラソン」など、村上春樹としても最も力を入れている感じだ。

 続編はないのだろうか?期待したいものだ。そういえば村上春樹も来年は60歳だ。時の経つのは早いなあ…

2008年5月11日日曜日

母の日と誕生日のこと

 今日は母の日だ。午前中に外出したのだが、帰りに田園調布の第一園芸で赤いカーネーションを買って来た。

 また、先週が私の誕生日だったので、今日妻が自由ヶ丘の「モンサンクレール」で予約していたケーキを取ってきた。ここのケーキは、前にも書いたが、クリームが軽い感じで甘さが控えめでなかなか美味しい。

 カーネーションとケーキと写真をのせよう。GW、今週末と天気が悪かったのだが、来週からは良くなって欲しいものだ。


 

2008年5月10日土曜日

野口悠紀雄の本

 今日は、午前中に自由ヶ丘に髪を切りに行ったのだが、小雨で肌寒かった。

 帰りに、いつものように「青山ブックセンター」に寄ったのだが、『「超」英語法』(野口悠紀雄 講談社文庫)を買った。
 野口氏の本は、昔はかなり買っていた。例えば『「超」整理法』シリーズや、『「超」整理日記』シリーズなど。

 この本では、著者の英語勉強歴がなかなか面白い。『「超」勉強法』にも書いてあったことだが、テキストの文章を暗記するというのは、確かに効果があるだろうと思う。

 但し、小谷野敦氏が『中庸、ときどきラディカル』で書いているのだが、「探偵小説のように興味を引くものを英語で読めばいい、というのは野口氏のように優秀な人物にして初めてできることであり、9割の学生には不可能である。」というのは当たっていると感じる。

 昔、ロンドンに留学していた時、ギャビン・ライアルの『深夜プラス1』を買って読んだことがあった。まあこの作品は愛読していて、ハヤカワ文庫で何度も読んでいたのでよく理解できたのだが、いきなりだと難しいかも知れない。 

2008年5月6日火曜日

GW最終日

 今日はGW最終日だ。妻がクリスピー・クリーム・ドーナツを買ってきた。並んでいる間、ドーナツのサービスがあったり、日傘を貸してくれたりしてなかなか良かったらしい。味は軽めの甘さで、生地もふわっと軽い感じで、値段も手頃だし人気があるのも分かるような気がする。

 このドーナツをアメリカから持ってきた清水氏は一橋大学出身だ。最近結婚したらしく、先週の週刊新潮に載っていた。これからも期待しよう。

 今日は、マティスの画集など眺めていたのだが、そういえば5月4日の日経新聞美術欄では、アンリ・ルソーを特集していた。
 この画家にも引かれるところがあるのだ。今度画集を買ってみたいものだ。

2008年5月5日月曜日

GWのこと その4

 今日は、妻と午前中に等々力紀ノ国屋に行ってきた。GWのためか、いつもよりお客は少なく感じた。

 帰りに自由ヶ丘に寄った。GW中は「jiyugaoka Sweets」という催し物をやっていて、高さ2mのお菓子の家(本物)があったりして賑やかだった。写真を貼っておこう。

 今日も天気が良くない。まあ暑くないので過ごしやすいが、少し不満が残るなあ。


 

 

2008年5月4日日曜日

GWのこと その3

 今日は妻と広尾に出かけた。有栖川記念公園で散歩した後、近くの「セパージュ」というレストランで昼食をとった。天気がもう少し良ければ…という感じだったが、気温はちょうど良かった。

 有栖川記念公園は、近くにドイツ大使館があり、外人の親子がいたりしてインターナショナルな雰囲気だ。

 「セパージュ」は妻が以前行ったことがあるのだが、なかなか美味しいレストランだった。また機会があれば行きたいものだ。
 写真を撮ったので貼っておこう。





 

2008年5月3日土曜日

GWのこと その2

 先日の日経新聞にブログのランキングが載っていた。上位5社位は100万を超えていて、今やすごい数のブログが日本には存在する訳だ。

 残念ながら、Googleのブログは上位に入っていない。しかし、このシンプルで広告の無い形式を個人的には気に入っている。

 今日は、午前中雨で家にいたのだが、『すばらしき愚民社会』(小谷野敦 新潮文庫)を久しぶりに読み返していた。小谷野氏の過激で痛快な論考は気分転換になる。

 この中で「ブルデューの『ディスタンクシオン』のような研究が(日本では)本格的にはできない。」というのはその通りだが、今後に期待したいと思う。

2008年5月2日金曜日

GWのこと

 今年のGWは、一応4月29日~5月6日の8連休だ。

 そういう訳で今日は休みで、妻と共に新宿高島屋、伊勢丹に行ってきた。

 高島屋では、いつものように妻の買い物中に紀伊國屋書店に寄った。久しぶりだったが、やはりここは広くて良い。1時間位だったが、あっという間に過ぎてしまった。

 その後、伊勢丹で「アオキサダハル」のシュークリームとエクレアを買った。前に書いた通り、ここはクリームが美味しくてとても良い。

 そういえば、大学時代伊勢丹でバイトをしていたことがあった。割と楽なバイトということで友人に紹介されたのだ。催し物があると、什器(ショーケース等)を閉店後に入れ替える。その搬入・搬出を行うもので、昼間は休憩が多く、什器の運搬もそう大変ではないというバイトだ。普段の家庭教師に比べると勿論安いのだが、まあ楽(たまに什器で重いのがあったりしたが)なので時々やっていた。その頃の伊勢丹は、いま一つ流行らない百貨店だったが、最近は頑張っているようで何よりだ。

 今日は外出中、雨が降りそうな曇天だった。早くスカッと晴れて欲しいものだ。

2008年4月30日水曜日

長谷川町子美術館

 今日は妻と桜新町にある長谷川町子美術館に行ってきた。
 我が家では、日曜日の夜は「サザエさん」を(長年の習慣で)見ているのだ。妻が、特にお気に入りだ。

 そういう訳で、初めて行ったのだが、長谷川町子さんがお姉さんと共にかなりの美術作品を蒐集していたのには驚いた。ルオー、シャガール、岸田劉生、東山魁夷、平山郁夫、加山又造、エミール・ガレなどなど。これらを年4~5回に分けて展示公開している。

 また、サザエさんの家の間取りが分かる模型があったのだが、これが面白かった。そうか、客間はあそこだったのか…。美術館と、隣接する公園の写真を撮ったのでアップしよう。





 

2008年4月29日火曜日

村上春樹『神の子供たちはみな踊る』

 今週読んだのは村上春樹『神の子供たちはみな踊る』だ。発売されて随分たつのだが、買いそびれていたのだ。
 前に書いたように、最近村上春樹の本は文庫でしか買っていない。思い出すと、デビュー作『風の歌を聴け』から初期の作品は初版本を買っていた。懐かしいなあ。

 そういえば『TOUCH』という今は無き写真週刊誌が、昭和63年11月8日号で「村上春樹青春グラフティ」という特集をやったのを持っているのだが、今考えると貴重な写真が満載だ。村上氏の実家が出したとしか思えないものもある…。当時からマイナーな雑誌だったので、希少価値があるかもしれない。

 まあそれはよいのだが、『神の子供たちはみな踊る』で面白かったのは「蜂蜜パイ」だった。「かえるくん、東京を救う」より印象に残った。これを読んで、動物園の熊を思い出そうとしたのだが無理だった。息子は中2だし、随分昔のことだからしょうがないか。

2008年4月27日日曜日

かしわ餅のこと

 今日、妻と二子玉川の高島屋に出かけた際、「ふるや古賀音庵」(ふるやこがねあん)でかしわ餅を買った。せっかくなので写真をアップしよう。
 ここの「バタどら」というどら焼きを息子は気に入っているのだが、最近は売っていないと妻が言っていた。最近のバター不足の影響?だろうか。
 今週末はスッキリとしない天気だった。GWは晴れが続いて欲しいものだ。

 
 

2008年4月26日土曜日

将棋名人戦

 将棋の名人戦が森内名人と羽生挑戦者の間で行われている。(現在1勝1敗)
 羽生二冠王は今回奪取すれば永世名人になる。永世名人については、谷川先生の次は当然羽生だと誰もが思っていただろうが、先期森内に先を越されてしまった。

 羽生は永世称号を取っていないのは、名人と竜王だけだ。共にあと1回で達成できるのだが、なかなか取れない。名人については、今回奪取できないとひょっとすると永世称号は無理かもしれない……まあいつかは取れるとは思うが。

 そういえば、羽生については昔は将棋世界増刊号が出ていた。最初に竜王になった時(90年2月号)と名人になった時(94年8月号)、そして7冠王になった時(96年4月号)。
 今これらを読み返してみると、昔は神がかり的に強かったなあと感じる。今回奪取できれば、また増刊号が出るかもしれない…などと思いながら名人戦を楽しもうか。

2008年4月20日日曜日

広尾のこと

 今月、妻は広尾での親睦会が2回あった。広尾プラザ内のお店でのランチなどだが、広尾は自然食傾向の店が多いようだ。
 また、広尾で見る犬は、自由ヶ丘と違って大型犬が多いらしい。しかも散歩させているのは外人が目立つそうだ。あの辺りはインターナショナルスクールとか大使館もあるし、そう言われるとそんな感じもする。

 だいぶ前に広尾に行った時、道路に面したオープンカフェに犬を連れた外人がいて、印象に残ったことを思い出す。まあ決して清潔な雰囲気では無かったのだが。

 今度の連休に広尾に行くかもしれないのだが、その時は犬など観察してみようか。

2008年4月19日土曜日

『社会学の名著30』 竹内洋

 今日八重洲BCで買ったのが、『社会学の名著30』(竹内洋 ちくま新書)だ。
 竹内氏の本は、(新書や文庫だと)出るとつい買ってしまう。
 
 この本に、ピエール・ブルデューの『ディスタンクシオン』が紹介されている。前にも書いたが、是非読みたい本の一つだ。フランスと日本では相違点もあるだろうが、ハビトゥス(身体化された文化)など非常に示唆に富む概念を提示している。

 富めるものがますます富むプロセスは、家庭によって相続された文化資本が教育達成に有利なコードとなることによって生じる。文化や教養という無償の行為が、実は、物質的・象徴的利益の最大化に向けての実践であり、階層化や選別に関与しているという文化の政治経済学を明らかにした(P131-132)のは大きな功績だと思う。 

2008年4月13日日曜日

英和辞典のこと

 息子は4月から中2だ。ついこの間入学したと思っていたのだが…。まあそれは良いのだが、授業で英和辞典を使うことになり、毎回学校に辞書を持っていくのは大変なのでもう一冊買うことにした。学校指定の辞書は特になく、中2になって先生が3種類位を参考で言ったくらいで、自分で決めるというのがこの学校らしいところか。

 今家にあるのは研究社の「ライトハウス英和辞典 第4版」だ。もう一冊は結局「ライトハウス英和辞典 第5版」にした。第5版は去年10月に発行されたもので、5年振りの改定だ。学校に第4版を置いておき、家で第5版を使う。

 買うに当たっては、先生が挙げた「ラーナーズ・プログレッシブ英和」(小学館)や「アルファ・フェイバリット英和」(東京書籍)も検討したのだが、ラーナーズは発行が1996年と古かったりして結局やめたのだ。辞書は定期的に改訂されているのが望ましいのでは。ラーナーズ・プログレッシブはとても良い辞書だと思うが。

 英語の辞書といえば、やはり研究社という感じがするのは、中学の時「マイ英和辞典」、高校の時「新英和中辞典」といずれも研究社のものを使ったからだろうか。(「新英和中辞典」は今も家にある。)
 
 まあ、ライトハウスなら高校1年あたりまでは大丈夫だろう。その後どうするかは…息子が考えるでしょう。

アオキサダハルとハヤカワHOT HIT100

 これは先週末だが、妻と新宿高島屋で買い物をした後、新宿伊勢丹でアオキサダハルのシュークリームとエクレアを買った。ここはパティシエ青木定治氏の店で、彼はとても有名らしい。初めて食べたのだが、クリームがおいしくなかなかの味だった。

 また、早川書房のフェア「ハヤカワ文庫 秋のHOT HIT 100」で応募したプレゼント(キャンパスクラッチ)が随分遅れて送付されてきた。早川書房のプレゼントはこれまで全て当選していたのだが、今回ははずれたと思っていただけに嬉しかった。しかし、プレゼントは昔の江口寿史氏の図書カードが良いなあ、と感じる。このブログを読んでいる早川書房関係の方(がいれば)、是非お願いしたい。



  

2008年4月6日日曜日

教育社会学のこと

 前にも書いたが、趣味の一つに教育社会学の研究(と言うほどでもないが)がある。

 最近、この方面の専門書を読んでいない。そこで、「夏までに読みたい本」として以下を挙げておこう。
 まあ、いつものことながらどうなるか分からないが… 
 こういう専門書が新書などで気軽に読めると良いのが。それは無理かな。

1.日本のメリトクラシー(構造と心性) 竹内洋著 東京大学出版会
 この本は10年位前から買おうと思っているのだが、何故か購入していない。八重洲BCで10回は立ち読みしているのだが。今や古典となった感もある名著だ。

2.階層化日本と教育危機―不平等再生産から意欲格差社会へ 苅谷 剛彦著 有信堂高文社
3.ディスタンクシオン―社会的判断力批判(1・2) ピエール・ブルデュー著 藤原書店
「文化資本」という概念はブルデューが提唱したものだ。これらは文化資本と文化的再生産についての実証的な研究本で、是非読みたいのだ。

2008年4月5日土曜日

満開の桜 その2

 前回に続き、桜の写真を貼ろう。
 妻が4月3日に田園調布駅前で撮ったもので、満開の桜だ。今日はもうだいぶ散っていて、そろそろ葉桜になっている。今年の桜も終わりだろうか。



 

2008年3月30日日曜日

桜の詩歌について

 前回満開の桜のことを書いたので、今度は桜の詩歌のことを書こう。


 またや見ん交野のみ野の桜狩り 花の雪散る春のあけぼの

 藤原俊成の作で『新古今和歌集』に載っている。最も好きな桜を詠んだ歌だ。
 交野は現在の大阪府交野市で、皇室専用の狩猟場があり、また桜の名所として知られていた。桜狩りとは花見のことで、み野の「み」は美称だ。
 この時俊成は82歳で、老齢の身ゆえこの眺めを二度と目にすることは難しいだろうと自分に言い聞かせている。「交野」を「難し」にかけているという説明もある。(丸谷才一『日本文学史早わかり』所収の「花」。)
 夜が明け始める時の幻めいた曙が、「花の雪散る」景色を非常に美しいものにしている。


 木のもとに汁も膾(なます)も桜かな

 松尾芭蕉の晩年の作。これも好きな俳句だ。桜の樹の下で、汁にも膾にも花びらが浮かぶという、花見の時の少し浮かれた雰囲気がよく出ていると思う。

2008年3月29日土曜日

満開の桜など

 桜が満開だ。今日は天気がよく絶好のお花見日和だった。
 妻と等々力紀ノ国屋の朝市に行く前に、自由ヶ丘で桜を眺めたのだが、その時の写真を貼ろう。
また、鳥のオブジェが付いた歩道の入り口が面白かったのでこれも載せよう。

 最近、写真を撮るのは自由ヶ丘ばかりだ。まあ週末にしか出かけないし、出かけるのは紀ノ国屋・自由ヶ丘が圧倒的に多いのでしょうがないだろう。




 

 
 

2008年3月22日土曜日

等々力紀ノ国屋のこと

 今日は午前中に妻と等々力の紀ノ国屋に出かけた。このブログで最も登場するのはこの紀ノ国屋だと思う。折角なので写真をアップしよう。駐車場の向かいから撮ったもので、来週末の朝市の広告が出ている。そういえば、ジョン・カビラ氏らしき人が娘さんと歩いていたような。

 ここは、ほぼ毎週末に行っている。そして、最近は帰りに自由ヶ丘によることが多い。
 今日も帰りに寄ったのだが、エステか美容院の店の外でネコが昼寝しているのを見つけた。よい天気で暖かく、気持ち良さそうにしていた。つい写真を撮ったのでこれも貼ろう。


  
 

2008年3月20日木曜日

最近の読書

 今日は祝日だ。雨で風が強く一日家にいる。最近読んだ本のことを書こう。

1.『「国語」入試の近現代史』 石川巧 講談社選書メチエ

 今月初めの日経新聞書評でも取り上げられていた。(評者は石原千秋)。入試国語の研究書は少ないが、「入試現代文の生成と変容を通史的に述べた」本書は非常に面白かった。ただ、残念なのは、昭和50年代の共通一次の導入期辺りで分析が終わっていることだ。同世代の作者にはこれからも期待したい。

 国語入試といえば、大学入試は500字の作文1題だった。たしか丸山真男の「盛り合わせ音楽会」を読んで感想を書くというものだったと思う。(記憶がハッキリしないので違っているかもしれない…)
 別の年の作文(出題は夏目漱石の講演から)は、丸谷才一氏が褒めていたのを覚えている。(『桜もさよならも日本語』所収)。入試でどんなことを書いたかはすっかり忘れているのだが、最近は作文ではなく普通の読解問題らしい。
 まあ、受験生の皆さんはどんな形式にせよ解くしかないのだ。がんばって下さい。

2.『東京奇譚集』 村上春樹 新潮文庫

 最近村上氏の本は文庫でしか買わなくなってしまった。それは良いとして、この短編集で最も面白かったのは「どこであれそれが見つかりそうな場所で」だった。これを読んで、ゴーギャンの絵が見たくなってしまった。どうでもよい個人的な感想だが…
 次は『ロング・グッドバイ』を読みたい。いやこれはまだ文庫になっていないか。

3.『週刊 司馬遼太郎Ⅰ、Ⅱ』 朝日新聞社

 週刊朝日の連載をまとめたものだが、写真が豊富で、よく取材されていてなかなか良い。
 今発売されているのはⅢなのだが、八重洲BCにはバックナンバーが積んであって買えたのだ。さすがだ…

2008年3月16日日曜日

映画「ブレードランナー」

 今日久しぶりに「ブレードランナー」(1992年版)を観た。
 この映画は何回観ても飽きることが無い。今回感じたのは、レプリカントのリーダー役のロイ(=ルトガー・ハウアー)の演技がとても素晴らしいということだ。(まあこれまでもそう思っていたのだが、すごく久しぶりなので新鮮だったのだ。)

 最後の独白シーンはアドリブだそうだが、見事だとしか言いようがない。
 「敵役であったはずの人物が物語の真の主人公となるという破格のエンディング」(『ブレードランナー論序説』加藤幹郎)を迎えるのは、ルトガー・ハウアーの卓越した演技力によるものだろう。
 

自由ヶ丘「ルピシア」

 昨日スイーツフォレストのことを書いたが、同じ日に「ルピシア」で黒豆茶を買った。ここも春らしい雰囲気だった。写真を貼っておこう。


 

2008年3月15日土曜日

デカルト『書簡集』

 前のエピクテートスに続き、今度はデカルト『書簡集』のことを書こう。これも感心した記憶がある。
 彼は繊細さのために自分を苦しめ気鬱になった王女に次のように言う。

 
 それはすなわち、あらゆる種類の悲しい思いから、精神を完全に解き放たなければならないということであり、さらにまたそれを、学問上のあらゆる種類の真摯な思索からさえも絶縁させ、ただ緑の森、色づいた花、飛ぶ小鳥、その他このような、注意力をまったく要しないものを眺めては、自分を思索とは無縁の衆生と考えている人たちの、真似をすることにのみ心をもちいなければならないということでございます。
 (『書簡集』竹田篤司訳 白水社)

 これは本当のことだと感じる。とにかく何でもよいから、自分の気分を明るくするものを見て、心を喜びの方へ向けよ、と言っているのだ。そして、こんな打ち明け話もする。


 それどころかまた私は、喜びを内に秘めた心には、運命の女神がわが身のためいっそうの好意を示してくれるようになる、なにか秘密の力があるとさえ、あえて信じる者なのでございます。

 喜びのある心は運命さえ好転させると言うのだ。「ただ運命の女神の出方次第にかかっている賭け事遊び」でも、喜びを抱いているときの方が憂鬱なときより運が良かった、としている。

 つまり、心の持ち運び方が大切だ、と言っているのだ。これはいつの時代でも真実だろう。
 

自由ヶ丘「スイーツフォレスト」

 今日は妻と等々力紀ノ国屋に行った後、自由ヶ丘に寄った。ホワイトデーということで、スイーツフォレストでケーキを買ったのだ。写真を貼っておこう。



 












 入り口近くにオープンカフェがあり開放的な雰囲気だ。今日は初夏を思わせる陽気で来店する人も多かった。但し、こういうフードテーマパークを長続きさせるのは苦労が多そうな感じがする。頑張って欲しいものだ。