2011年8月7日日曜日

最近の読書

 最近読んだ本だ。

1.『天皇はなぜ万世一系なのか』(本郷和人 文春新書)
2.『座右の銘77』(文春文庫編集部編)

 1はだいぶ前だが、井上章一の書評にあったもの。明治まで日本社会は「実力」より「世襲」に重きをおいてきたが、明治の近代官僚制(才能ある人材を登用する)を契機として「世襲」(民・農村)と「実力」(官・都市部)の対立が起き、これを抑えるために「万世一系」が謳われたとする。この著者の主張は新鮮で、なかなか説得力があった。

 2はスピーチ用の座右の銘なのだが、バラエティに富んでいて楽しめる。特に井上章一氏が、アントニオ猪木の言葉(一休禅師のものらしい)を紹介しているのには驚いた。いや、さすがというべきか。

 最近曇り気味で、蒸し暑い日が続いている。夏らしくスッキリ晴れてほしいのだが。
 

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