2009年6月14日日曜日

『ヤンキー文化論序説』のこと2

 昨日やっと読み終わった。とても面白かったので感想を書こう。

・時代のマス人気は常にヤンキーによって作られる(酒井順子)
・日本人の5割は「銀蠅的なもの」を必要としている(ナンシー関)

 まず、この2点は印象に残った。(本当かどうかは別だが)
 
 ハッキリ言って、個人的にはヤンキーには何の興味も無い。しかし、ヤンキー文化の裾野がかなり広いらしいことは確かだろう。

 また、ナンシー関が「芸能界を支配する美意識の大部分がヤンキー的なものから出来ている」ことを指摘し、そのことから、「我々の日常のかなりの部分がヤンキー的な美意識によって覆われている」(斉藤環)のではないかとの感想も、大雑把すぎる指摘だとは思うが、妙に説得力があると感じたのだ。

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