2008年10月4日土曜日

新井潤美氏のこと

 先週は『自負と偏見のイギリス文化』(新井潤美 岩波新書)を読んだ。

 ジェイン・オースチンの作品を手がかりにして、イギリス人のユーモア感覚、階級意識、恋愛感を論じた本だが、なかなか面白かった。実はジェイン・オースチンはまだ読んだことがないのだ。是非今度買ってみよう。

 著者の新井潤美氏は同年代だ。蔵書を探すとあと2冊あった。いずれもイギリスの階級についてのものだが、とても感心した記憶がある。

・『階級にとりつかれた人びと』(中公新書)
・『不機嫌なメアリー・ポピンズ』(平凡社新書)

 後者は、何故か帯に「小谷野敦氏推薦!!」とある。そういえば専攻が同じなのか。
 このような、才能ある学者には今後も期待したい。 

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