2009年2月22日日曜日

竹内洋 『丸山眞男の時代』 中公新書

 これも先週読んだ本だ。

 同じ作者の『教養主義の没落』と同じ中公新書だ。中公新書は、昨今の新書ブームでレベルが落ちる出版物も多い中で、高いレベルを保っている。それにしても、口述筆記の省エネ本を、新書で出すのは止めてほしいものだ。

 竹内氏の著作は、前から愛読している。同じ丸山眞男についての『丸山眞男』(苅部直 岩波新書)も感心した記憶があるのだが、個人的にはそれ以上に秀逸な出来栄えだと思う。

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