2011年1月15日土曜日

1月の読書など

 今月読んだ本のことを書こう。

1.『宗教で読む戦国時代』(神田千里 講談社選書メチエ)
2.『夜想曲集』(カズオ・イシグロ 早川書房)
3.『サンキュー・ジーヴス』(P・G・ウッドハウス 図書刊行会)

 1は、井上章一が日経新聞書評で昨年のベスト3に挙げていた本の1冊だ。非常に読み応えがあり、戦国時代の宗教史のものでは白眉だろう。日本的な「天道思想」と、一向一揆の弾圧、キリスト教禁教などの背景の分析が鋭い。3は相変わらず面白くて、ストレス解消になるのだが、これでウッドハウスの刊行されている本は殆ど読んでしまった。まあ毎年1冊は刊行されそうなので期待しよう。

0 件のコメント: