2011年4月3日日曜日

『映画をめぐる冒険』(講談社)

 この週末に読んだ本だ。

 村上春樹、川本三郎の共著で書き下ろしのこの本は、前にも書いたが絶版となっている。260本位の映画を分担して評しているのだが、書き下ろしということもあってか、INDEXも無くいささか大味な出来になっている。絶版になった理由はそのあたりか?よく分からない。知っている方がいたら教えて欲しいものだ。

 それはともかく、「ブレードランナー」、「ディーバ」、「明日に向かって撃て」、「炎のランナー」など個人的に好きな映画を村上春樹が評しているのは嬉しい。

 「ディーバ」を「スーパーヒップでスノッブなフィルム・ノワール」と言っているのは、その通りだと思うが、表現が80年代風で懐かしい。また「ブレードランナー」は、「レプリカントの秘書がいて、この本がお勧めです、とか言ってくれると良い。」という風に書いていると記憶していたのだが違っていた。かなり久しぶりに読んだのだが、記憶力も落ちてきたかな……。 
 

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