2011年9月10日土曜日

『ふしぎなキリスト教』(橋爪大三郎・大澤真幸 講談社現代新書)

 最近読んだ本だ。例によって井上章一の書評にあったもので、あまり期待せずに読み始めたのだが、これが非常に面白くて驚いた。


 私も井上章一と同じ中学・高校(京都/洛星)出身だ。カトリックの学校で、母体は聖ヴィアトール修道会だ。週1回だったか宗教の時間があり、キリスト教や聖書などを勉強した。


 そのため、私も井上章一が書評で書いたような疑問(福音書によって話がくいちがうのは、どうしてか。イエスは人なのか神なのか。)を感じていたことを思い出した。今でも覚えているのが、イエスはナザレ出身なのに、ベツレヘムで生まれたとあるのはどうしてか、ということだ。ナザレはイスラエルの北部で、南部のベツレヘムとはかなり離れている。この疑問もこの本を読んで解消できた。その他にも、まさに目から鱗という話が次々と出てきて、本当に楽しめた。


 (追記)
 このブログにコメントがあったので、アップしておいた。(2010/5/15 Z会のことなど)
 「らぐらんじぇ」氏はかなり有名だったようですね。

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