2008年1月5日土曜日

この冬の読書

 この正月休みに読んだ本のことを書いてみよう。

 『司馬遼太郎選集5 日本文明のかたち』(文春文庫)
 ドナルド・キーンとの対談が収録されている。日本人のモラルの基盤は何かなど、司馬氏が小説やエッセイの中でも語っていることが述べられているのだが、それにしても二人の博識には驚くばかりだ。

 『司馬遼太郎 街道をゆく35 オランダ紀行』
 『司馬遼太郎 街道をゆく39 ニューヨーク散歩』(朝日文芸文庫)
 この2冊は、妻の実家からもらってきた。『街道がゆく』のシリーズはかなり持っているのだが、これは蔵書に無くラッキーだった。司馬氏のエッセイは、前にも書いたがストレス解消によく効くのだ。

 『学歴社会の法則』(荒井一博著 光文社新書)
 著者は一橋大学大学院の経済学教授だ。(出身大学は東京外語大)。「教育を経済学から見直す」と副題がついているのだが、結構面白かった。学校選択制(教育バウチャー制度)の是非や、教師と学級規模の経済学など、まあ納得できる所もあった。「教育の経済学」はあまり聞いたことがなかったが、今度調べてみようか。

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