読書日記、のようなもの
2009年3月21日土曜日
『漱石』 三浦雅士 岩波新書
最近読んだ本だ。
夏目漱石関連の新書はつい買ってしまう。これは漱石が生涯抱えた苦悩-母の愛を疑い、その疑いを覆い隠す-を手がかりに、作品を貫く「心の癖」を読み解くという意欲作だ。
三浦雅士といえば、ニューアカを誕生させた(といわれる)編集者として有名だが、これまで著作を読んだことは殆どなかった。(『メランコリーの水脈』くらい)
今度は、著者の『青春の終焉』や『出生の秘密』を読んでみたいと思わせる、また、漱石を読み直してみようと思うような優れた批評だろう。
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