2010年10月17日日曜日

『団地の時代』(新潮選書)など

 10月に入って読んだ本のことを書こう。

・『団地の時代』(原武史・重松清 新潮選書)
 原武史氏の『滝山コミューン1974』が面白かったので読んでみたのだが、まあまあ楽しめた。個人的には、重松清氏ではなく、『郊外の社会学』(ちくま新書)の著者である若林幹夫氏との対談の方がよかった気がするが…。

・『戦時下日本の建築家―アート・キッチュ・ジャパネスク 』(井上章一 朝日選書)
 『夢と魅惑の全体主義』に関連して読んでみた。かなりの力作で、この作者にはやはり建築史についての著書を期待したい。これが絶版になっているのはどういうことか、全く理解できないが。

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