最近読んだ本だ。
1.『天皇はなぜ万世一系なのか』(本郷和人 文春新書)
2.『座右の銘77』(文春文庫編集部編)
1はだいぶ前だが、井上章一の書評にあったもの。明治まで日本社会は「実力」より「世襲」に重きをおいてきたが、明治の近代官僚制(才能ある人材を登用する)を契機として「世襲」(民・農村)と「実力」(官・都市部)の対立が起き、これを抑えるために「万世一系」が謳われたとする。この著者の主張は新鮮で、なかなか説得力があった。
2はスピーチ用の座右の銘なのだが、バラエティに富んでいて楽しめる。特に井上章一氏が、アントニオ猪木の言葉(一休禅師のものらしい)を紹介しているのには驚いた。いや、さすがというべきか。
最近曇り気味で、蒸し暑い日が続いている。夏らしくスッキリ晴れてほしいのだが。
2011年7月17日日曜日
夏目漱石 『こころ』、シェイクスピアのことなど
息子が高2なのだが、いま夏休みだ。国語については宿題があって、夏目漱石の『こころ』がテキストとのこと。
『こころ』といえば高校の教科書の定番だ。高校1年で『羅生門』(芥川龍之介)、高校2年で『こころ』と『山月記』(中島敦)、高校3年で『舞姫』(森鷗外)というのが定番らしい。
どの作品も「利己主義はいけない。」という道徳的な教え方ができるのが共通点だろうか。その中でも『こころ』は売れ行きはダントツだろう。新潮文庫の累積発行部数も一位だ。
息子の学校では教科書を使わないので、その他の定番教材が取り上げられているか分からない。まあ課題図書としてでもあっても、こうしたロングセラーは是非読んでほしいものだ。
ところで、昨日は『思想としてのシェイクスピア』(本橋哲也 河出ブックス)を読んでいた。今月の日経新聞「私の履歴書」が小田島雄志氏なこともあり、シェイクスピアの関連本を読んでみたのだ。また、これから『ヴェニスの商人の資本論』(岩井克人 ちくま学芸文庫)を久しぶりに読む予定だ。
『こころ』といえば高校の教科書の定番だ。高校1年で『羅生門』(芥川龍之介)、高校2年で『こころ』と『山月記』(中島敦)、高校3年で『舞姫』(森鷗外)というのが定番らしい。
どの作品も「利己主義はいけない。」という道徳的な教え方ができるのが共通点だろうか。その中でも『こころ』は売れ行きはダントツだろう。新潮文庫の累積発行部数も一位だ。
息子の学校では教科書を使わないので、その他の定番教材が取り上げられているか分からない。まあ課題図書としてでもあっても、こうしたロングセラーは是非読んでほしいものだ。
ところで、昨日は『思想としてのシェイクスピア』(本橋哲也 河出ブックス)を読んでいた。今月の日経新聞「私の履歴書」が小田島雄志氏なこともあり、シェイクスピアの関連本を読んでみたのだ。また、これから『ヴェニスの商人の資本論』(岩井克人 ちくま学芸文庫)を久しぶりに読む予定だ。
2011年7月3日日曜日
7月の読書
最近読んだ本だ。
1.『歎異抄』(阿満利麿 ちくま学芸文庫)
2.『大学の下流化』(竹内洋 NTT出版)
3.『生物学的文明論』(本川達雄 新潮新書)
1は著者による詳しい解説があり、なかなか清新な解釈が味わえる。2は、この著者の本はつい買ってしまうのだが、このブログにも書いた昨年1月日経新聞連載の「日本型大衆社会の誕生」と併せて読むと、教養主義にかわって大衆主義が世を覆っているという著者の主張が納得できる。また、書評も面白いのだが、井上章一氏の史学を評する「いけず」史眼というのは初めて聞いた。そうか、関西ではこう言われているのか……。
3は今日読んだのだが、サンゴ礁やナマコなどの生態の話が非常に面白い。同じ著者の『ゾウの時間ネズミの時間』はかなり前に読んだのだが、引っ張り出してこちらも久しぶりに読んだ。両書とも、最後に著者作詞作曲の歌が載っていることろは、さすが「歌う生物学者」というところで楽しめる。
1.『歎異抄』(阿満利麿 ちくま学芸文庫)
2.『大学の下流化』(竹内洋 NTT出版)
3.『生物学的文明論』(本川達雄 新潮新書)
1は著者による詳しい解説があり、なかなか清新な解釈が味わえる。2は、この著者の本はつい買ってしまうのだが、このブログにも書いた昨年1月日経新聞連載の「日本型大衆社会の誕生」と併せて読むと、教養主義にかわって大衆主義が世を覆っているという著者の主張が納得できる。また、書評も面白いのだが、井上章一氏の史学を評する「いけず」史眼というのは初めて聞いた。そうか、関西ではこう言われているのか……。
3は今日読んだのだが、サンゴ礁やナマコなどの生態の話が非常に面白い。同じ著者の『ゾウの時間ネズミの時間』はかなり前に読んだのだが、引っ張り出してこちらも久しぶりに読んだ。両書とも、最後に著者作詞作曲の歌が載っていることろは、さすが「歌う生物学者」というところで楽しめる。
2011年6月19日日曜日
映画 『炎のランナー』など
先週はアメリカに出張していたのだが、機内では『炎のランナー』を見ていた。
この映画は、何度観たかわからないくらいで、今回は久しぶりだったのだが、小さいスクリーンでもやはり良かった。
最初の方、ケンブリッジに入学したハロルドが「カレッジ・ダッシュ」に挑戦するシーンがある。トリニティ・カレッジの中庭を正午の鐘が鳴り終わるまでに一周するというもので、ここも好きなのだが、実際の撮影はイートン校だ。なんでも、トリニティ・カレッジとイートン校の校舎はそっくりだとのこと。まあどうでもよい話だが。
今日は、午前中にリフレクソロジーに行ってきたが、少し時差ボケの体には効くような気がした。
この映画は、何度観たかわからないくらいで、今回は久しぶりだったのだが、小さいスクリーンでもやはり良かった。
最初の方、ケンブリッジに入学したハロルドが「カレッジ・ダッシュ」に挑戦するシーンがある。トリニティ・カレッジの中庭を正午の鐘が鳴り終わるまでに一周するというもので、ここも好きなのだが、実際の撮影はイートン校だ。なんでも、トリニティ・カレッジとイートン校の校舎はそっくりだとのこと。まあどうでもよい話だが。
今日は、午前中にリフレクソロジーに行ってきたが、少し時差ボケの体には効くような気がした。
2011年6月4日土曜日
2011年5月8日日曜日
GWのこと その2
このGWに読んだ本のことを書こう。
1.『するめ映画館』(吉本由美 文藝春秋社)
2.『ブランディング城の夏の稲妻』(ウッドハウス 国書刊行会)
1は『村上春樹 雑文集』で知って読んでみたのだが、なかなか面白かった。特に、村上春樹と都築響一との対談が良かった。またこの3人で『地球のはぐれ方』の続編を是非やってほしいものだ。
2は前にも読んでこのブログにも書いたのだが、抱腹絶倒間違いなしのこの本を、ストレス解消に再読してみた。個人的には、ウッドハウスの著作の中で最も気にいっているのだ。この中に流れるゆったりした時間と、イギリスの田舎の城の雰囲気がとても良い。登場人物ではバクスター(有能な秘書)が異彩を放っている。(といっても読んだ人でないと分からないだろうが。)
1.『するめ映画館』(吉本由美 文藝春秋社)
2.『ブランディング城の夏の稲妻』(ウッドハウス 国書刊行会)
1は『村上春樹 雑文集』で知って読んでみたのだが、なかなか面白かった。特に、村上春樹と都築響一との対談が良かった。またこの3人で『地球のはぐれ方』の続編を是非やってほしいものだ。
2は前にも読んでこのブログにも書いたのだが、抱腹絶倒間違いなしのこの本を、ストレス解消に再読してみた。個人的には、ウッドハウスの著作の中で最も気にいっているのだ。この中に流れるゆったりした時間と、イギリスの田舎の城の雰囲気がとても良い。登場人物ではバクスター(有能な秘書)が異彩を放っている。(といっても読んだ人でないと分からないだろうが。)
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