2009年10月11日日曜日

「ブレードランナー」とアメリカ国立フィルム登録簿

 今日は久しぶりに映画「ブレードランナー」を観た。去年の3月以来だ。(このブログにも書いていた。)

 この映画は何度観ても素晴らしい。伝統的なフィルム・ノワール-都市の孤独と法と欲望の葛藤を描く-であり、またSFという作品だが、映画史上の記念碑的作品であることは間違いない。

 そういえば、この映画はアメリカ国立フィルム登録簿(米国内のフィルムを、国の責任で永久保存するために選定・登録する制度。1989年より開始され、文化的、歴史的、芸術的に重要なフィルムを毎年25本ずつ選定していく。)に1993年に登記されている。

 昨年までに500本のフィルムが登録されているが、アメリカ映画の名作だけでなく意外な作品もあって興味深い。

 初年には「カサブランカ」、「市民ケーン」、「博士の異常な愛情」などが登録されていて、私の好きな「ストレンジャー・ザン・パラダイス」は2002年に、「明日に向かって撃て!」は2003年に入っている。日本にこうした制度が無いのが残念だ。

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