2007年9月29日土曜日

映画「ブレードランナー」

 最近は殆ど映画をみなくなったが、昔は相当な数の映画を観ていた。
そして、その年に観た映画のベストテンなどを書いていたのだが、その中でNo.1が何かといえば、これは「ブレードランナー」(1982年/1992年)を挙げたい。
 今は絶版になった『映画をめぐる冒険』(村上春樹・川本三郎)でもとりあげられていて、「ディーバ」等と共に称賛されていた記憶がある。

 昨年読んだ『「ブレードランナー」論序説』(加藤幹郎)という評論があるが、これは非常に印象に残る名著だ。魅力のある映画論が書かれることからも、この映画が優れていることが分かると思う。

 今住んでいる近辺には高層マンションが次々と建設されている。雨がかなり降っていると、まあちょっと雰囲気が似ているような……とは言えないか。今日は雨で視界が悪く、妻と等々力の紀ノ国屋の朝市に行った帰りに、ふとそんなことを考えたのだ。

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