2007年12月15日土曜日

JGとアドミッション・ポリシー

 以前久しぶりに「中学への算数」12月号を立ち読みしていたら、JG(女子学院)の問題研究が載っていた。中数でJGのことを特集するのは見たことがないなあ、と思いながら読むとなかなか良いことが書いてあった。まあこのブログを読んでいる人に、JG受験関係者はまずいないだろうが、少し書いてみよう。

 最近の男女御三家を始めトップ校の算数は、少量熟考型になっていてJGの様な多量速読型は殆どない。JGはこの多量速読型を頑なに守り続けている。試験時間40分で小問20問位を解かないといけないだが、前半の一行文章題に図形の難問(中数では「地雷問題」といっていた)がいくつか配置されていて、ここで時間を取られると大変なことになる。問題の大半は標準の難易度で、合格最低点は公表されていないが、推定で算数だと70~80%必要だ。

 このように、一見簡単そうだが地雷問題を慎重に避けながら解くのは結構難しいと思う。まあ、しかし、これがJGのアドミッション・ポリシーなのだろう。アドミッション・ポリシー(どういう生徒に入学して欲しいかという方針)を主張できるのは御三家など一握りの学校だけだ。その意味で、これからもJGには頑張って欲しい。息子も、来年はマグノリア祭(JGの文化祭)に行ってみたらどうだろうか…

0 件のコメント: