2010年2月7日日曜日

御厨貴 経済教室

 最近の日経新聞の経済教室で興味深かったのが、1月20日の御厨貴氏「鳩山政権 評価と展望」だ。

 この中で御厨氏は、「宮内庁次いで検察庁が、組織の存亡を賭け、「絶対的権力者」小沢氏の前に立ちはだかっている。めったに見ることのない、権力と権力のむき出しの全面対決が繰り広げられている。」と書いている。

 結果は、不起訴処分で終わった訳だが、これで小沢支配が確立するのか興味のあるところだ。自民党政権が過去のものになり、交替可能な政党がなくなったと言ってもよい状況下での、官僚機構の危機感は相当なものだろう。

 御厨氏は、「一方で変える文化を是認しながら、他方で権力と金力をあられもなく行使する矛盾の固まり」である小沢氏は、「結局、政治の後景に退いていくしか残された選択肢はあるまい。」と言っている。

 個人的には、そうだろうと思うが、さてどうなるでしょうか。

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