この週末から学生は夏休みだ。通勤電車が空くのはありがたいと、この時期になると思うのだ。
ところで、毎年夏になると読む本があり、今回はこのことを書こう。
1.『大統領の密使』 小林信彦著 ちくま文庫
1970年の夏を舞台にした、オヨヨ大統領シリーズの1作を長年愛読している。「”戦後”という時代への一種の鎮魂曲(レクイエム)」というこの名作が何故絶版なのか-これは前にも書いたが-どうしても理解できない。
2.『風の歌を聴け』 村上春樹著 講談社
これも1970年の夏の物語だ。(8月8日から8月26日)。初めて読んだのは、高校生の時で初版を買った。講談社英語文庫の英訳を持っているのだが、これは絶版だ。こちらはあまり売れなかったのか…。
3.『パパは神様じゃない』 小林信彦著 ちくま文庫
この本の、「夏の父親」と「またしても夏」、「夏の終わりに」の章を愛読している。1972年と73年なのだが、葉山の海岸、特に学生キャンプストアの描写は何度読んでも良い。残念ながら、これも絶版ですね。
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