2009年7月11日土曜日

大平正芳氏のこと

 最近、中公新書『大平正芳』を読んで、この政治家のことを少し調べている。

 大平氏の「楕円の哲学」-互いに相反する2つの中心を対峙させ、両者が作り出す均衡の中に調和を見つけようとする態度-や、語録「人間は強くないし、また愚かでもある。そういう諦観がありますな、私には。しかし、そこでとどまってはいかんわけで、いずれ枯れる朝顔でも毎日水をやるでしょう。そういう気持ちを大事にしたい。」などには惹かれるものがある。

 氏の大学の卒業論文「職分社会と同業組合」は、昔大学の頃読んで感心した記憶がある。内容はすっかり忘れてしまったが。(論文の概要はこの本に紹介してある。)

 今後も、少しずつ研究してみようと思うのだ。まあ時間に余裕があればだが。

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