2009年7月19日日曜日

『日本のメリトクラシー』竹内洋

 この週末は『日本のメリトクラシー』竹内洋著を、図書館で借りてきた。

 前から買おうと思っているのだが、まだ家に無いのだ。

 この本の最後に、昔疑問に思った注釈(調査からの知見)が載っており、それも買っていない理由の一つだ。(この注釈はあえてここには書かないが。)

 しかし、私の会社の幹部に、常に本を平行して6冊~7冊読むという読書家がいる。だいぶ以前にこれを知った時、この知見は例外が多いのではと感じた。

 こうした例をいくつも知るようになってからは気にならなくなったのだが、まあそれはともかく、この本の最終章「結論 日本のメリトクラシー」は非常に示唆に富んでいる。とくに、日本では試験が「精神の官僚制化」をもたらすという指摘は鋭いと思うのだ。

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